ライフサイクルコストという言葉を聞いたことがありますか?
事業において、製品や構造物・不動産などの費用を、
調達・製造から使用・廃棄までを総合的に捉えたコストをみていく考え方で、
「生涯費用」とも言われます。

・例えば、マンション事業を考えるときに
メンテナンスや賃貸環境の変化に合わせたリフォームなど、
建築後のコストを企画当初から見積もり、
ランニングコストを含めた全費用を総合的に検討して、
長期的に修繕費を抑えられる建物と建築する。
初期費用(建築費)が高くなることもありますが、
トータル的には支出が抑えられる計画ができる。

・事業計画の変更などを想定して、対策費用を計画する。

など、
その事業にかかるマネーを総額でみること=ライフサイクルコスト(LCC)
です。

これを わたしたち「個人」や「世帯」の生涯費用で考えてみると、
「ライフプラン」を作ることに他なりません。
既に、マネーバランスクリニックの会員さんは、
ご理解していただいていますね♪

例えば、マンションを買おうか、戸建て住宅を買おうか、
立地条件や価格等で比較検討した結果、
戸建て3500万円より2500万円のマンションの方が
価格が決め手となり購入した場合でも、
実は、マンションは駅から数分で立地条件が良く、
固定資産税が郊外の戸建てと比べて高いかもしれません。
更に、一生住む場合、
駐車場や管理費、修繕積立金なども考慮して考えると、
総額には差がないかもしれません。

その上・・・ご主人が亡くなった場合、
住宅ローンは団信で補償され奥様は支払う必用がなくなっても、
駐車場、管理費、修繕積立金は支払い続ける・・・と考えると、
ご主人が万一の場合にはマンションの方が維持する費用が高くつくかもしれません。
(個々のケースによる)

逆に、 戸建て住宅の場合は、修繕積立金はありませんが、
外壁や屋根の修理代に大きな修繕費がかかります。
初めて戸建て住宅を購入されたばかりの方は、
定期的に大きな修繕費(数百万)がかかることを知らない方もいらっしゃいます。

私のお客様のハウスメーカーさんに、
今後の修繕費の目安を出していただきましたら、
早めに定期的に 外壁や屋根の修繕をした場合には、
実は非常に安くあげられ(塗装等にて)、
修繕のスパンを長くすると張替えが必要になり
かえって高くつくということがわかりました。
(個々のケースによる)

あらかじめ調べ知っておくと、
かなり安くあげられる可能性も高いのです。

そして、住宅だけではなく、
生活費や、車の購入、レジャー費用、お子様の教育資金、
ご自身の老後資金も含めて、総合的に考えることが大切です。
そして、ライフプランも、資産運用も、食生活も、身体(健康)も
全てバランスが大切です。
マネーは総額(で考える)=ライフサイクルコスト
という考え方を、皆様の大切な方にも教えてあげてください。

バランスを大切に考える 「マネーバランスクリニック」へ ようこそ


【FP Faith(エフピーフェイス) 笠原真奈美 Manami Kasahara】
http://www.moneybalance-clinic.com/stuff.html