『ゆとり返済』『段階金利」という言葉を
聞かれたことはありますか?

住宅金融公庫の住宅ローンで
昭和57年から平成17年まで採用されていた方式であり、
最初の10年目までの適用金利と
11年目以降の適用金利を分けたものを
『段階金利』といいます。

例えば、当初10年の金利は2%、11年目以降は4%と、
11年目に適用金利が上がります。

その『段階金利』で10年前に住宅を購入された方が
金利のアップする時期へと入ってきていることをご存知でしょうか?

11年目の返済額増加で、
収入の減少により家計が持ちこたえられなくなる可能性もあり、
住宅ローンの破綻に繋がる可能性も考えられます。

当時の時代背景としては、
山一證券や北海道拓殖銀行の破綻などがあり、
今回のリーマンショックと同様に
不景気といわれる時代背景でした。

人生の三大資金と呼ばれている
「住宅資金」「教育資金」「老後資金」のなかで
住宅の購入を考える場合の資金調達について確認してみると、
住宅ローンには、
固定金利・固定金利選択型・変動金利・段階金利と種類があります。

今回の段階金利UPのために、借換を検討される方も多いと思います。
周りの方々の中で
住宅ローンで悩んでいる方がいらっしゃるのではないでしょうか・・・?

対策としては、
住宅ローンの払い方【手段】だけを考えるのではなく、
【目的】を明確に持ち人生の支払総額を考えて対策を考えていくことが
大切な時代となっているのです。


【Cube Creation(キューブクリエーション) 藤原智子 Tomoko Fujiwara】
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