美しい字はバランス感覚から生まれます。

「キレイな字」・・・とは、どんな字のことを言うのでしょう?
みなさんは、どうお考えですか?

私は個人的に、バランスが良い字のことだと思っています。

「バランス」とは、
1.線と線の間隔が適切である
2.左右どちらかへの傾きがなく、重心がしっかりしている

つまり、見ている側が心地いいと感じられる字のことです。
線があるべき場所へ書かれていることによって、
白い部分(余白)がきちんと生かされているということにつながるのです。

ベティ・エドワーズという右脳教育で有名な美術教師は、
「親指を描きたいなら、親指を描こうとしてはいけません。
親指を描くなら、親指の周りの空間を描きなさい。」
と言っています。

これを書道にこじつけていうと「字を書くことばかりとらわれず、
周りの空間も見ましょう」ということです。
空間も入れた全体のイメージ作りが大切なのです。

絵を描く時は「こんな絵にしよう!」と、あらかじめ想像しているはずです。
字を書く時も同様です。
出来上がりを想像せず「なんとなく線を置いてしまった」字は、
どことなく不自然になりがち。

実は下手な字というのはありません。
字を書きながら バランスを整えていく臨機応変の力 が大事なんです。

マネーも同様、バランスがとても大切です。

自分たちのが将来なりたい姿(ドリームプラン)をまず想像し、
それに向かって時間とお金を加えてライフプランを作るわけです。

そして、このライフプランのバランスを毎年整えていく
臨機応変の力(家計決算)が大事なんです。

このライフプランが、人によっては
バランスがよかったり悪かったりするわけですが、
わが家だけのマネープランが出来上がったとき、
きっと『人生という紙』に、キレイでバランスの取れた
素敵な 『自分らしい生き方』 という字が書けるのではないでしょうか?

あなたも、バランスの取れた素敵な人生を描いてみませんか?

【山典 正幸 Masayuki Yamanori】
http://www.moneybalance-clinic.com/stuff.html