先日、ある知人から驚くべき話を耳にしました。

建設業を営む知人は会社の車両、
トラックや軽トラなど3台を廃車にされたというのである。
事故でもしたのかと思いきや、
なんと夜中に何者かがボンネツトを開けて、
エンジンに砂や砂利を入れられたというのである。

“いたずら”では済まされない。

始めは普通に走るらしいが
走行中に急にエンジンが止まってしまい
一歩間違えば、死亡事故に繋がりかねない
悪質極まりないことである。
最近も電車の車輌庫に忍びこんで、
落書き電車に落書きをして、
通勤客等に影響がでたというニュースを目にしたばかり、
何かがおかしくなっているのだろうか?

アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリング博士が
「割れ窓理論」というのを提唱している。

これは、1枚の割れた窓ガラスを放置すると、
割られる窓ガラスが増え、
その建物全体が荒廃し、
いずれは街全体が荒れてしまうという理論です。

ひとつの無秩序を放置する事で
地域社会の秩序維持機能は弱まり、
犯罪は増加してしまうというもので、
小さい芽のうちに摘むことが大切であると説いています。

犯罪の多いニューヨーク市で実践され、
大幅な犯罪を抑止の効果を上げ、
日本でも取り組む自治体もあるそうです。

実は、私達の仕事も
犯罪防止にもなっているのです。

やりたい事はあるが、ゆとりがない
あれもしたい、これもしたい等、
小さな不満でも積み重ねると
犯罪に繋がる可能性があります。

人生において不安や不満を解消する、
やりたい事が出来る人達が増えていけば、
社会全体も良くなるのではないでしょうか?


【Contento(コンテント) 中木康弘 Yasuhiro Nakaki】
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