先日、こんな事がありました。
ある小学校で、教材費を集めた時の事です。

・前日の出来事
お母さん『お金(2千円)をここに置いとくから、
 ちゃんと集金封筒に入れてもっていきなさいよ。』

子供(ゲームをしながら)『うん・・・・。』

まぁ 良くある風景でしょうか。

・当日の出来事
子供はお金(2千円)を封筒に入れて、教室の集金箱に入れた。

しかし・・・

彼ともう一人、それぞれ1千円づつ足りないと担任教師が言い、
彼はその事を気にしておなかが痛くなり保健室へ。
自分がちゃんと封筒へお金を入れたのか確実な記憶がないそうです。

結局、お金は見つからず責任の所在もあきらかにならず・・・
うやむやになったそう。

みなさんはこの出来事をどう考えられますか?

お母さんは彼にとてもすまない事をしたと思われたそうです。

『あの時にちゃんと入れるところを確認すれば、
あんなに傷つかなくても良かったはずなのに』 と。
次からは、お金を入れたら
ちゃんと確認のサインを書き込むようにする
と言われました。

では、学校はどうでしょう?

・・・何も変わっていないようです。
この学校の生徒は、集金はお金を封筒に入れて、ポンと箱に入れるもの。
と習っているのと同じなのかもしれませんね。


自分の支払うお金の扱い方、
もらう側(この場合は学校)の扱い方が
子供たちに伝わっています。

お金は大切にしましょうと言ってる大人が
学校でこのようなお金の扱い方を習慣化しているのです。

教師もPTAも、私たちも、
もう一度足元をしっかり見つめる必要があります。


【ファイナンシャルサポート 松浦清徳 Kiyonori Matsuura】
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