2,000万円!?大きな金額ですね。
何に消えるんだろう・・・?

実は60歳定年後に今の生活を続けるだけで、
消えてしまうんです。


広島市の勤労者世帯で毎月消費される支出の平均額は328,825円。
[全国での平均額は297,782円](総務省「2007年 家計調査年報」より)

約2,000万円というのは、
退職してから年金を受給する65歳までの5年の間、
同じ生活水準で暮らし続けた場合に、
生活費として消費するお金の総額です。


計算すると
⇒【生活費328,825円(月額)】×12ヶ月×5年間=19,730,100円


この金額はあくまで平均額なので、家計によって変わります。
平均値に惑わされることなく、
我が家の場合はどうだろうかと考えることが大切です。

現在の家計の一ヶ月分の支出を目安にして、
上記の式の生活費のところに置き換えるとある程度の感覚が掴めます。

実際には物価上昇や今後の消費税アップ、
上記の消費支出に含まれていない社会保険料や税金なども
加味しなければなりません。

いずれにしても、60歳で定年を迎えると、
その後に年金を受給するまでの空白の5年間で、
1千万円~2千万円台のお金が我が家の蓄えから消えていくこととなります。
せっかくの退職金もなくなりそうですね。

このように国が準備している年金制度は、
すでに国民である私達が65歳まで働くことを前提としたものに変わり、
平均寿命も延びています。

60歳以降は働かずにのんびりと自分が好きなことをして暮らすために、
今から計画を立てて蓄えを始めるというのも選択肢の一つです。
働かず蓄えもせずにガマンしながらやりくりをする方法もあります。

私は人生全体の設計図を作って、
進んでいきたい方向と時間・準備しておきたい金額の目安を立てて、
今の生活と将来のための準備のマネーバランスをとりながら、過ごしています。

●今さえ良ければいい
●今はガマンしても将来が安心して過ごせればいい
●今も将来も含めて人生全体が良い方がいい

考え方は人それぞれですね。皆さんのセカンドライフはどうしますか?
そのために今からどんなことをしていったらいいか、
じっくり考えて実行していきましょう!


【ファイナンシャルクリニック 平田浩章 Hiroaki Hirata】
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