本日の日経新聞・第二部に投資信託を進める広告記事が出ています。この中で、「投資信託事情」発行人の島田氏が次のようなことを言っています。
「基準価格が上がっても下がっても解約しなければ、実際には損も得もしたことにはなりません。」
これは間違いです。
たとえば、将来のために500万円で投資信託を買い、この価値が100万円に下がったとしましょう。
解約しなければ「損」したことにならないでしょうか?
このように基準価格が下がれば、当然、私たちの人生設計は変更を余儀なくされます。退職後に予定していた海外旅行を取りやめたり、子供を私立大学にやるのをあきらめたり。あるいは、将来の計画を維持するために、毎月の貯蓄額を増やす選択をする人もいるでしょう。こういった人生設計の変更は「損」ではないでしょうか?