年収500万円稼ぐ人は数多くいますが、金融資産を運用して年500万円稼ぐ人はあまりいません。投資収益率を年5%と仮定すると、年500万円を稼ぐには1億円の金融資産が必要な計算になります。
逆に言えば、年収500万円稼ぐ人は1億円の金融資産と同等の価値があるということになります。
さて、老後に必要な額としてFP業界では「3000万円」という数字がしばしば挙げられます。豊かな老後を送るためには公的年金だけでは不十分で、自分自身で貯蓄し準備しておく必要がある。3000万円あれば、まぁ、大丈夫だろう、ということです。
しかし、老後に備えてきちんと貯蓄している人は少ない。お金を貯めるのは実際に難しい。
では、どうしたらよいか?
引退する時期を遅らせる、というのが一つの解決策になると思います。もし60歳以降も年収500万円稼げれば、貯蓄不足は深刻な問題となりません。
年収500万円稼げる人は1億円の価値があるわけですから、眠らせておいてはもったいない。きちんと「自分自身を運用」して、投資収益を上げていくのが良いのではないでしょうか。