昨日の日経新聞に「401k投信、手数料競争激化」という記事が出ています。401k(確定拠出年金)向けの投資信託の手数料が低下しているとのことで、資産運用をしている人にとっては良いニュースだと思います。
しかし、401kに加入している人の多くは定期性預金等の低リスク商品で資産運用をしているそうです。なんとも、もったいない話です。
401kは税金の面でも非常に優遇されており、また、金融機関も低コストの商品を揃えています。長期投資を行う場合には、毎年払う運用コストの僅かな差が、最終的に大きな違いを生み出します。
たとえば、リターン率が5%、コストが年0.5%だとすると、約16年で資産は倍になります。一方、リターン率は同じでもコストが年1.5%だとすると、約21年かかります。わずか1%の差が5年の違いを生み出すのです。
401kは長期投資に向いた制度です。有効活用を考えてみてください。