医療保険の入り方④ 実際に考えてみよう!
投稿日時:2010年12月10日金曜日 00時05分21秒
ブログ投稿者:ハッピーライフプランニング.net カテゴリー: General
みなさんこんにちは。
笑顔な家庭をつくるファイナンシャルプランナーGOです。
3回にわたって、現状などを書いてきましたが、
今回が最後で、結論です。
過去3回のリンクはいかにつけておきます。
「1.医療の現状を知る」はこちら
「2.何もしなくてもあなたはすでに医療保険に加入している」はこちら
「3.保険会社のマーケティング戦略にだまされるな!」はこちら
では、前3回を踏まえたうえで、どうしたらいいかを考えていきましょう。
(1)医療保険に入るべきか入らないべきかを判断する
そのために。
①資産の額を把握する。
現金や容易に換金できる資産(株や投資信託など)が数千万円あれば、
医療保険は不要と判断できるでしょう。
②今後の収支を把握する。
お子様が増えたり、教育費がかかるようになったり、家を買ったりと、
ライフステージの変化があれば、家計の収支も変わってきます。
未来を予測し、今後の預貯金額がどうなっていくかを考えて、
足りないようなら保険加入の検討価値はあると思います。
(もし増えていかないようであれば、保険以外でも改善策を検討したいところです)
基本は貯蓄を増やす方向で、医療費は対応したいものですが、
ここまで考えて将来的にも心許ない貯金額であれば、次のステップです。
(2)入る保険を検討する
端的に言えば、入る意味があって、できるだけ安いものを探すということです。
(当然と言えば当然です)
それでできるだけ貯金に回したいものです。
①入院一日につきいくら必要?
入院1日当たり3000円、5000円、7000円、10000円など、
いろいろな種類があります。
医療保険の入り方②で書いたように、高額療養費によって、
一般の所得の世帯は8万円+αで医療費の上限を迎えます。
しかし、月をまたいで入院した場合(例、15日に入院し翌月15日に退院など)
の場合など、8万円+αを2カ月分なんてこともありえます。
(そもそも入院は短期化傾向なのですが・・・)
入院日額5000円あれば、5000円×30日=15万円で、
+手術で持ち出しはゼロにできると思われますので、
たとえ貯金ゼロの世帯でも日額5000円あれば十分でしょう。
②一入院の支払限度日数は何日必要?
医療保険の入り方①で書いたとおり、ほとんどの病気で、
1か月以内の入院で退院です。
最近の各社の主力商品は60日限度のものが多いようです。
30日や40日のもので契約できるものもあるようですが、
その他の条件で保険料が60日限度と大差ないなんてこともあります。
ここはあまり重視せず、
60日以内でいい、といった感じで把握しておいて、
できたら短縮するというスタンスでいいと思います。
③期間は、終身(一生涯)?定期(10年)?
これは、入る家庭の貯蓄計画によりますが、
基本的には定期型でよいと思います。
なぜなら、貯蓄がしっかりしてきたところで解約したいので。
10年以上貯蓄がだめそうであれば終身型を選択してください。
④終身型にした場合の払い込み方法は終身(一生)?60歳まで?
絶対に終身払いにしてください!
60歳までにすると払い込み期間が短いために、保険料が高くなります。
何度も言っているように、医療の世界は日進月歩。
保険も進化していくので、もし、貯蓄の余裕のない家庭でも、
途中で解約することを覚悟しておいたほうがいいと思います。
そのために、より損が少ない終身払いを選択してください。
⑤特約は?
不要です。
特にガン診断一時金などに保険をかけるくらいなら、
がんばって貯金に回しましょう。
先進医療特約も、使える可能性は極めて少ないです。
もし月100円くらいならいっか、という人がいれば、
反対はしませんが。
これらの条件で、保険料比較サイトを使って探してみてください。
注意点は、特に医療保険だと、ネット生保が実はあまり安くないということと、
共済も余計なものがいろいろ付いていて、実は安くないということでしょうか。
時間をかけるのが嫌であれば、私など、商品を扱わないFPを使うのも手です。
最後に、貯金の方法ですが、
銀行口座(定期預金でも可)を作って、
不測の事態口座とでも名前をつけて給料やボーナスを、
保険料払ったつもりで積み立ててみてください。
同時に老後積み立てや、車購入資金積み立てとか、
名前を付けて積み立てることをおすすめします。
そうしなければならないわけではありませんが、
別々に積み立てた方がわかりやすいので、やりがいが生まれます。
別々に積み立てた方が、金額の増え方がそれぞれ少ないので、
「もっと増やさなければ!」という意識から、がんばれることが多いようです。
話はそれましたが、医療に対する備えの話に戻ります。
3,40代の人は、老後の資金に積み立てているものも、
不測の事態で使うのは可です。取り返しがつきますから。
だから、保険の要不要は老後+不測の事態口座の残高で、
判断されていいと思います。
医療に対する備えで
一番必要なのは換金が簡単な資産です。
それさえあれば、損する可能性が高い「医療保険」に入る必要がありませんから。
というのが結論です。
またまた長くなってしまいました。
わかりにくい点なども多々あると思います。
そんなときは気軽に質問してください。
わかるまで説明します・・・。
最後までお読みいただきありがとうございました!
笑顔な家庭をつくるファイナンシャルプランナーGOです。
3回にわたって、現状などを書いてきましたが、
今回が最後で、結論です。
過去3回のリンクはいかにつけておきます。
「1.医療の現状を知る」はこちら
「2.何もしなくてもあなたはすでに医療保険に加入している」はこちら
「3.保険会社のマーケティング戦略にだまされるな!」はこちら
では、前3回を踏まえたうえで、どうしたらいいかを考えていきましょう。
(1)医療保険に入るべきか入らないべきかを判断する
そのために。
①資産の額を把握する。
現金や容易に換金できる資産(株や投資信託など)が数千万円あれば、
医療保険は不要と判断できるでしょう。
②今後の収支を把握する。
お子様が増えたり、教育費がかかるようになったり、家を買ったりと、
ライフステージの変化があれば、家計の収支も変わってきます。
未来を予測し、今後の預貯金額がどうなっていくかを考えて、
足りないようなら保険加入の検討価値はあると思います。
(もし増えていかないようであれば、保険以外でも改善策を検討したいところです)
基本は貯蓄を増やす方向で、医療費は対応したいものですが、
ここまで考えて将来的にも心許ない貯金額であれば、次のステップです。
(2)入る保険を検討する
端的に言えば、入る意味があって、できるだけ安いものを探すということです。
(当然と言えば当然です)
それでできるだけ貯金に回したいものです。
①入院一日につきいくら必要?
入院1日当たり3000円、5000円、7000円、10000円など、
いろいろな種類があります。
医療保険の入り方②で書いたように、高額療養費によって、
一般の所得の世帯は8万円+αで医療費の上限を迎えます。
しかし、月をまたいで入院した場合(例、15日に入院し翌月15日に退院など)
の場合など、8万円+αを2カ月分なんてこともありえます。
(そもそも入院は短期化傾向なのですが・・・)
入院日額5000円あれば、5000円×30日=15万円で、
+手術で持ち出しはゼロにできると思われますので、
たとえ貯金ゼロの世帯でも日額5000円あれば十分でしょう。
②一入院の支払限度日数は何日必要?
医療保険の入り方①で書いたとおり、ほとんどの病気で、
1か月以内の入院で退院です。
最近の各社の主力商品は60日限度のものが多いようです。
30日や40日のもので契約できるものもあるようですが、
その他の条件で保険料が60日限度と大差ないなんてこともあります。
ここはあまり重視せず、
60日以内でいい、といった感じで把握しておいて、
できたら短縮するというスタンスでいいと思います。
③期間は、終身(一生涯)?定期(10年)?
これは、入る家庭の貯蓄計画によりますが、
基本的には定期型でよいと思います。
なぜなら、貯蓄がしっかりしてきたところで解約したいので。
10年以上貯蓄がだめそうであれば終身型を選択してください。
④終身型にした場合の払い込み方法は終身(一生)?60歳まで?
絶対に終身払いにしてください!
60歳までにすると払い込み期間が短いために、保険料が高くなります。
何度も言っているように、医療の世界は日進月歩。
保険も進化していくので、もし、貯蓄の余裕のない家庭でも、
途中で解約することを覚悟しておいたほうがいいと思います。
そのために、より損が少ない終身払いを選択してください。
⑤特約は?
不要です。
特にガン診断一時金などに保険をかけるくらいなら、
がんばって貯金に回しましょう。
先進医療特約も、使える可能性は極めて少ないです。
もし月100円くらいならいっか、という人がいれば、
反対はしませんが。
これらの条件で、保険料比較サイトを使って探してみてください。
注意点は、特に医療保険だと、ネット生保が実はあまり安くないということと、
共済も余計なものがいろいろ付いていて、実は安くないということでしょうか。
時間をかけるのが嫌であれば、私など、商品を扱わないFPを使うのも手です。
最後に、貯金の方法ですが、
銀行口座(定期預金でも可)を作って、
不測の事態口座とでも名前をつけて給料やボーナスを、
保険料払ったつもりで積み立ててみてください。
同時に老後積み立てや、車購入資金積み立てとか、
名前を付けて積み立てることをおすすめします。
そうしなければならないわけではありませんが、
別々に積み立てた方がわかりやすいので、やりがいが生まれます。
別々に積み立てた方が、金額の増え方がそれぞれ少ないので、
「もっと増やさなければ!」という意識から、がんばれることが多いようです。
話はそれましたが、医療に対する備えの話に戻ります。
3,40代の人は、老後の資金に積み立てているものも、
不測の事態で使うのは可です。取り返しがつきますから。
だから、保険の要不要は老後+不測の事態口座の残高で、
判断されていいと思います。
医療に対する備えで
一番必要なのは換金が簡単な資産です。
それさえあれば、損する可能性が高い「医療保険」に入る必要がありませんから。
というのが結論です。
またまた長くなってしまいました。
わかりにくい点なども多々あると思います。
そんなときは気軽に質問してください。
わかるまで説明します・・・。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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