変動金利の使いかた

現在、住宅購入する方の多くは1%を切る変動金利を使っている。 

確かにフラット35に代表される長期固定金利は金利変動の意味では安心です。

しかし変動金利と比較して利子を多く払うという欠点もあり、現在の低金利時代では

その部分のデメリットは決して小さくない。

個人的な見解

最初に個人的な見解を述べておきたい。

わたしはフラット35のような長期固定金利でも返済が充分可能な方は

変動金利の方がいいのではと思っている。

その反面、変動金利でしか購入できそうにない、つまり返済が厳しい方は

家計にかなりの注意が必要だと思っています。

それは巷でいわれるような破産するからではない。

その理由はもし1%金利が上がって月に1万円ほど住宅ローンの支払いが

上がると家計が苦しくなるからです。

1%上がったらどうなる?

例えば3000万 35年払 1%で住宅ローンを借りたとします。

当初の月の支払額は84,686円です。仮に10年後に1%金利が上がったとすれば

月の支払は95,243円になります。

月に約1万円住宅ローンの支払が上がりますが家計への影響はいかがでしょうか。

本当に大丈夫と言えますか

10年後を考えると

10年後はお子様はいくつになっていますか。

もし購入当時お子様が小学校2年生(8歳)としたら18歳です。

教育費で1番お金が掛かる時期ではないでしょうか。

大学受験を考えた塾代は大きな出費となっているでしょう。

お子様が2人いたらどうでしょう。そのお子様の分教育資金も上がっていて住宅ローンと教育費の2重でアップします。

学資保険があるから大丈夫?

お子様が大学に行く時は学資保険があるから大丈夫と言われる方もいます。

学資保険はいくらのタイプでしょうか。4年間もしくは短大での2年間もちますか?

仮に大丈夫としましょう。

そこでもう1つ注意することがあります。

更新型の生命保険はどうですか

日本の生命保険事情を見てみると10年後とに保険料が上がるタイプの方が非常に多いです。

このタイプの保険の利点は若くて保険料が充分払えない時に高額の保障が得られることです。

欠点は、更新のたびに同じ保障であれば保険料がアップすることで将来の家計に負担が掛かることです。

10年更新型になっていたら住宅ローンまで支払が上がった後の家計はいかがでしょうか。

これで見えてきますね。生命保険の入り方が。

次回は1%上がったときに備えるです。