最初にお断りしておきます。
FPや証券関係者には嫌がられる話と思います。
あくまでも私見であり、FP永野が実践している方法です。

今回の乱高下の背景

昨年11月16日、当時の野田総理から解散の話がでた時
日経平均株価は、前日の8829円から+194円上昇。
ここからアベノミクスという名前の上昇が始まった。

半年で日経平均約16000円まで上昇。
7000円上がったということになります。
資産運用にとって非常にいい場面でした。

株価というものはマネーの欲望の塊です。
買いが大幅に増えれば、いつの日かその分売りが発生します。

そこに投機マネーも参入して激しい下落になるの
は歴史的に経験してきたことで、ライブドアショック、
リーマンショックなどでも見られたことです。

なぜ株価が大幅上昇したのか

もともと世界は日本以外金融緩和競争をしていました。
世界のお金の出してはアメリカのFRB、ユーロのECB
そして日本の日銀ですが、その日銀が動かないために日本はデフレでした。

安倍さんが総理になると日銀が動く。
これで世界のマネーの出し手がそろったことになります。
それを予測して一斉に動いたのです。

お客様に『日銀が動いたらGOサインです』と私が言っていた意味が
今になってわかったようです。

いいから早く逃げろ!!

株価というものは天井近くなると様々なシグナルがでます。
もっとも顕著なものに株価上昇速度が急になってきます。
今回もそうでした。

わたしの周りも歓喜の時でした。
含み益は数十万、数百万になり幸せの絶頂です。
その時、わたしは日本株式を現金化しました。

『もっと買いたいのですが』と友人から言われたとき
『もうやめた方がいいよ。早く換金して逃げろよ』
しかし欲に目がくらみ目が円マークになっているときに言っても無駄です。

結局、大損。
株式は怖いなんていっていました。
怖いのは株ではなく未熟な腕と知識なのに。

ではどうすればいいのか

401K.jpg

わたしの確定拠出年金の運用成績です。
長期投資なんて幻だ。
これが私が投資をしてきて出した結論です。

証券会社と仲介業が儲かるだけでお客様の資産は殖えない。

株式投資は安いときに買って、高いときに売るか
高いときに買ってさらに高く売るかしかありません。
わたしは安くなったら買う、危険なシグナルがでたら売る。

だから、銀行や証券会社セールス、投資をしていないFPから
アドバイスを受け株式投資信託を買ってはいけない。
自分で勉強して自分で選ぶんだ。と言ってきました。

勉強すればすぐにわかることです。
長期投資が日本の株式投資には合わないことが。
それは海外株式の話であることが。

バブルと暴落はお友達

個人が資産を増やすにはバブルと暴落はお友達にしないと
いけません。バブルはわかるとおもいますが、暴落は
次の投資のチャンスになります。

それにはどうやって暴落時にはみんなが歓喜の絶頂にいる
ダンスフロアーから1人静かにでるか。
みんなが一斉に出口に押し寄せて我が我がと殺到するまえに去るか。

今回も数人から『ありがとう。助かりました』と言われました。
しかしその数倍、鼻で笑われました。
いつも歴史は繰り返す。悲しいことです。

ほんの少し勉強するだけなのに。

ということで2日連続で本当の株式投資の勉強会をしてきました。
歴史に学んでほしい
そして運用でお金を働かせて増やしてほしい。

月曜日も下落から始まるでしょう。

ファイナンシャルプランナー
永野 修