日本の空家の数が増え続けているようです。

こんな記事を見かけるようになってきました。

そんな記事を読んでいると何か深刻な気持ちになってきます。

すべての住宅に占める空家の割合は・・・

なんと・・・過去最高の13,5%に達したようです。

7~8軒に1軒は空家ということになってきます。

さらに、15年後には空家の率は25%に達するであろうといわれているようです。

もちろん、地域間格差はありますので、全ての地域で25%ということではないと思いますが・・・

この原因の一つの要因は、日本での中古市場の人気のなさがあるのかもしれません。

中古よりも新築・・・

という方向に向かってしまっていたようです。

最近は、住宅の質そのものが上がってきていますので、気に入った中古住宅があればきれいにリフォームをして住まわれる方も増えているようです。

そういう私も、実は中古住宅を購入して住んでいます。

某大手ハウスメーカの建てた築10年強の家と完全な真南道路、最寄りの駅まで徒歩18分、近くには大型店舗、小学校、中学校、といった条件の物件が出てきましたので購入しました。

ほとんどは、土地の条件で決めました。

建物は、大手ハウスメーカーの木質ユニット工法の家ですが、バブル末期に建てられた家ですからはっきりいって、出来はいまひとつかもしれません。

ユニット工法ですから、そのほとんどは工場生産ですが、現地での最後の細かい工事がいま一つの様な気がします。

バブル時代は、職人さんを取り合うようにして建てていましたので、あまり、出来のいい家は少ないかもしれません。

それでも、大手ハウスメーカーの家ですから、しっかりはしています。

出来の悪いと言ったのは、細かいおさまりや、最後の仕上げの部分で、そう感じているだけかもしれません。

元2☓4住宅の営業マンですので、そう思えてしまうことは多々・・・でてきます。


話は、それてしまいましたが・・・

バブル以降に建てらた住宅であれば、それなりに安心できる住宅は多いとは思いますが、やはり、建設会社次第で、出来の良くない住宅も当然にあるでしょう。

中古住宅の善し悪しが売買の時の重要事項説明で表示しきれないところに中古住宅を安心して購入できない一因となっているような気がします。

旭化成のへーベルハウスは、さすがにロングライフ住宅をうたっているだけに、ストックへーベルハウスといった古くなったへーベルハウスの品質を表示するシステムを、かなり前から取られていました。

競合他社に在籍はしていましたが、そのシステムは素晴らしものと感じていました。

中古で売却せざるを得なかったときに、安心して購入していただけるシステムをいち早く取り入れていました。

いま、日本の中古市場でも、そんな中古住宅を安心して購入できるように何かしらの中古住宅の品質を表示するルール作りも考えられているようです。

これからの不動産業者さんは、きちんと、その不動産の善し悪しを明確にして取引するのが求められてくるでしょう。

昔の不動産屋というイメージである・・何か騙されるのとか何か隠しているのではといったものが払拭されていくべきでしょう。

不動産の資格は、宅地建物取引主任者から宅地建物取引士に、名称変更となります。

者から士へ・・・

不動産といった大きな財産価値を持つ商品を取り扱う資格ですから士といったような構えも当然かもしれません。

弁護士、公認会計士、司法書士、税理士、土地家屋調査士、行政書士、等々・・・

士という名がつく国家資格は、大きな信用と信頼がおかれています。


宅地建物取引主任者から宅地建物取引士へ・・・


これからは、きちんとした調査と説明と提案が求められてくることでしょう・・・