来年からの相続税改正を踏まえて、今年は相続対策の話題で持ちきりとなる予感がしています。

相続対策って何でしょうか・・・

相続税を減らす節税対策、相続税を納めるための納税資金準備の納税対策、親族間の円滑な遺産分割のための遺産分割対策・・・

等々、いろいろなことを考えながら相続対策は練っていかなければなりません。

その基本は、相続人の確定、相続財産の把握と現状分析でしょう。

相続財産をもらえる権利のある人は・・・子どもがいれば配偶者と子ども・・・その子どものなかに非嫡出子はいるのや否や・・・昨年の最高裁判決で非嫡出子の法定相続分が嫡出子の2分の1であることは憲法の公平に反するとの採決がでました。

この判決により民法の改姓の考えられ始めているようです・・・

まずは・・・相続人の確認が重要でしょう。

そして、相続財産・・どれだけの財産を所有しているのか・・・

すぐ換金できる金融商品は・・・ゴルフ会員権は・・・土地は・・・賃貸マンションは・・・等々・・・

特に不動産は換金しにくく、分けにくく、価格の確定も面倒くさく、不動産の処遇をめぐって相続はより面倒なこととなってきます。

不動産をきちんと調査して、不動産の分割方法や換金方法や活用方法を生前に考えて実践することがとても重要です。

そして、出口戦略としての生命保険の活用・・・あるときは節税、あるときは納税、あるときは分割にとその利用価値は金融商品のなかでは、群を抜いているでしょう・・・

と、世間巷で言われている相続対策の基本をのべさせていただきました。

そして、忘れてならない最重要な相続の準備は・・・

相続発生後の手続の確認をしておくことでしょう・・・

役所に対するもの・・・

保険会社に対するもの・・・

税務署に対するもの・・・

銀行に対するもの・・・

葬儀の手配・・・

等々・・・この手続きを知っているか知らないかで。相続が発生した後の心理的負担はかなり違ってくることでしょう・・・

この相続手続きの詳細は、次回、お話させていただきます。