いよいよ、今年の4月から消費税が8%に増税されます。

消費増税後の景気の落ち込みが心配されています。

購買意欲の減少と増税前の駆け込み需要の反動でどの程度の落ち込みとなって表れてくるでしょうか・・・

そして、来年からは相続税の基礎控除額が減額されます。

いままでは、相続税に関係ないと思い込んでいた方のなかにも真剣に相続税のシミュレーションを行っておくべき人は相当数いらっしゃるものと予想します。

特に大都市圏の土地の路線価が高い地域では、不動産は自宅のみといったかたも戦々恐々のことでしょう。

これからは、相続を意識しながら人生設計、いわゆるライフプランニングをしておく必要があります。

FPのテキストに書かれているライフプランのキャッシュフロー表には、ほとんどといっていいほど、親の相続には触れていません。

相続・事業承継といったかたちでは学ぶのですが、そもそもキャッシュフローでは触れずしまいでした。

今迄のFPの相談の対象となるべき人は、いわゆるサラリーマンや公務員といったお勤めのかたちが対象であった様なきがします。

従来の相続税を真剣に心配する資産家層は、FPには相談しない・・・信頼のおける税理士等に相談されているでしょう。

来年からは、FPにとって身近であった一部の一般のお勤めの方達も、相続税に大いに悩まされることとなりそうです。

そんな・・・相続に関して関心の高まっているなか、相続に備えた準備は不可欠な時代となってきたような気がします。

備えあれば憂いなし・・・

相続に備えた準備・・・その第一歩は相続が起きた時にどのような手続が必要か、遺産分割は、納税は、等々・・・

その事務的な手続や法的な手続を事前に把握しておくことが重要でしょう・・・

次回からは、その手続関係についてお話させていただきます。