来月12日(土)に柏フェスタで『住宅取得とライフプラン』というテーマのセミナー講師をさせていただきます。

いま、レジメの作成中ですが、今日中には、何とか仕上げられる見込みとなってきました。

住宅取得は、生涯で一番大きな買い物となります。

住宅ローンは30年近くかけて支払っていく一生涯の大きな債務となります。

いかに資産価値の高い住宅を選んで購入できるかが、大きなポイントとなるでしょう。

駅からの距離が近くても、周りの環境が飲食店舗やゲームセンタ―などの歓楽街に隣接していたら、住宅としては価値の低いものとなってしまうでしょう。

ご主人は、会社に通う関係上、家には実質は寝に帰るだけのようなものですから、どうしても駅近くの立地にこだわる傾向があるようです。

反して、奥様は子育ての環境のいい、利便性よりは住環境のいいものを選びたい傾向があるようです。

いずれにしても、予算もありますし、希望の広さや、陽当たりの優劣などの条件なども苦慮しての総合的判断となるでしょう。

ここで、注意したいのが、希望の立地や条件へのこだわりから、無理して予算より高い物件を購入してしまうことです。

何とか、やっていけるだろう・・・と判断してしまう前に、やはり、ライフプランを考えて欲しいと思います。

たとえば、電気代一つとっても、賃貸住宅と比べると室内の広さの違いや照明器具の違いで、その電気料は高くついてきます。

そのほかに、マンションであれば管理費や修繕積立金、固定資産税などの新たな経費がかかってきます。

将来の子どもの教育費や老後の資金までも考えて収支のシミュレーションとしてキャッシュフロー表を作成した上での検討をして欲しいと思います。

そこで、希望の立地や条件での新築物件は予算に厳しいということであれば、中古の物件の選択もあるかもしれません。

新しいものがいいか、立地がいいのか、その物件の特性をよく、掴んだうえで判断頂けたらと思います。

マンションであれば、何といっても管理会社がしっかりしているか否かがポイントとなってくるでしょう。

戸建住宅であれば、耐震性や断熱性などが分譲会社ごとに、かなり、まちまちとなってきますので、よくよく、ご確認いただいて選んで頂けたらと思います。

他は、路線価や公示価格等で、直近数年分の価格推移を確認しておくのもよろしいかと思います。

デフレが長引いていました。

アベノミクスでデフレが解消されるのか・・・

いずれにしても・・・住宅取得は慎重にことを構えたいものです。


本日は、『賃貸借に係わる金銭③』について、お話させていただきます。

ビルや店舗の賃貸借の場合、多額の一時金を支払うことがあります。
月々の支払賃料が同額であっても、一時金が違う場合は、賃借人側の実質的な負担は異なる結果となります。
賃借人の負担は、期日ごとに支払われる賃料だけでなく、一時金および共益費に関連するものが実質的なすべての負担額となり、これを実質賃料といいます。

実質賃料とは、名目のいかんにかかわらず、賃貸人に支払われるすべての経済的対価のことです。
たとえば、共益費の一部が実質的に賃料の上乗せ分であることがあります。
また、敷金・保証金等の一時金の運用益も実質賃料の一部となります。

一時金が支払われた場合の実質賃料は、次の式により求められます。

実質賃料=支払賃料+一時金運用+共益費のうちの賃料上乗せ分

以上、『賃貸借に係わる金銭③』について、お話させていただきました。

次回は、『賃貸借の係わる金銭④』について、お話させていただきます。