今日は、私の予定している市民活動としてのセミナー講師のご案内をさせていただきます。

一つ目は、千葉県柏市で5月12日(日)に柏フェスタというイベントが開催されますが。そのイベントで、私が参加している市民活動団体の柏FP会が生活や暮らしに関するセミナーを行います。

柏FP会は、FP資格を有している柏市周辺在住のFPが集まった、暮らしや生活に関する情報やライフプランの考え方などを普及させて頂くことを目的とした市民活動団体です。

当日の柏FP会のセミナーは、2部構成となっておりまして、前半は私の方で、平成25年度税制改正大綱のポイントについて、主に相続増税にからんでの不動産を主とした注意点についてお話させていただく予定でいます。

後半は、がん治療について、がん専門の医師の先生から、がんについての知識からこれからの先進医療の動向にいたるまで、がんに関する全般的なお話をさせて頂く予定となっています。

二つ目は、つくば市の吾妻交流センターで実施している生活に関する講座に、日本FP協会茨城支部で4っつの講座を担当させていただくこととなりました。

一つ目の講座は、6月2日(日)午前中に、『あなたにあった生命保険の選び方』として、間違いのない適切な生命保険に入るためのお話をさせていただきます。

二つ目の講座は、同日の午後に、『介護保険のしくみと活用法』として、介護保険のしくもとその活用できる範囲や詳細について、お話させていただきます。

三つ目の講座は、6月16日(日)午前中に、『相続税と相続対処方』として、今年度の税制改正大綱によって、相続増税に舵はきられましたが、相続増税時代にむけて準備しておくべけ相続対策等について、お話させていただきます。

四つ目の講座は、同日の午後に、『消費税が上がることと生活への影響』として、消費増税による家計への影響は、どの程度のものとなるのか、その対策としてどのようなことに気を配るべきか等のお話させていただきます。

私自身は、三つめの『相続税と相続対処方』の講師を担当させていただくこととなりました。

何とか、お話を聞きにいらした方に、少しでもお役にたつお話ができればいいなと思いながら、セミナーの内容や資料の構成について、思いあぐねています。

つくば市吾妻交流センターの講座でお話しさせていただく内容のイメージは、大方、固まってきました。

お話というより、皆様のお役に立つ資料を充実させていただこうと思っています。

相続の例えば、遺言書に絞って詳しいお話をさせていただくというよりは、相続全般について必要なことは何かを全体的に捉えて頂けるようなお話を考えておりまして・・・相続に関する手続のこと、遺産分割に関する民法のこと、相続税に関する税法のこと、相続に備えて準備しておく対策いわゆる相続対策のこと・・・この4部構成ごとにテキストを作成してみようと考えています。

そのほかに、相続のタイムスケジュールを4分割し、それぞれのポイントを記入し、テキストと連動させてみようと考えています。

いまだ、構成を練っている状況ですので、うまく、まとまるのか・・・

持ち時間90分弱で、相続全般に触れて大丈夫か・・・

まだまだ、これからの纏めにかかっています。

なんとか、皆さんの少しでもお役にたてるようなセミナーとなるように、頑張って分かりやすいお話と資料に纏まるように・・・頑張っていきます。


本日は、遺言の方式のうち、『自筆証書遺言』について、お話させていただきます。

1 自筆証書遺言の作成について

必ず自分で書くことが必要です。
自筆証書遺言は、遺言者が、遺言の全文、遺言書の作成日付、氏名等を自分で手書きし、押印して作成します。つまり、全部を自分で書くことが必要となります。
自筆証書遺言では、遺言者の真意を確保するべく、偽造・変造を防ぐため、自書を求めています。
すなわち、パソコン・ワープロで作成した遺言書は、遺言者自身が作ったものであることを証明しても自筆証書遺言とは認められないこととなります。

また、手が震えるなどして思うように書けない人は、手を支えてもらって自書を援助してもらうことはかまいませせん。ただし、手を支えている人が作為的に遺言者の真意とは異なる言葉を記載する危険性もあることから、過去の最高裁の判決では、手を支えていた人の意思が介入した形跡のないことを、筆跡の上で判定できた場合に限って自書といえることとしています。

のちのちのトラブルの危険性を考えると、十分に字を書けない人には公正証書遺言の作成をおすすめします。

以上、『自筆証書遺言』についてお話させていただきました。

次回も。『自筆証書遺言』について(書式、用紙、筆記器具等)お話させていただきます