政権交代後、円安、株高のアベノミクスで証券業界は賑わっています。

これからの、景気回復に向けてかすかな希望の光が見え始めて来たような気もします。

金融緩和やTPP交渉参加への正式表明など、安倍政権の3本の矢は、着実に放たれているような感じがします。

TPPに関しては、日本の農業だけでは死守して欲しいと・・・

個人的には、そればかりを願うばかりです。

このアベノミクスの盛り上がりのなかで、反してこの円安により輸入価格は上昇しています。

円相場は現在1ドル=95円程度となっています。

4ヵ月前の昨年11月中旬よる約15円の円安・ドル高となっています。

この円安により海外有名ブランド品の値上がりはもとより、いよいよ、日用品の価格に影響が出始めて来たようです。

まず、はごろもフーズは5月、シーチキン缶詰など16種類を2.2~6.1%程度値上げする予定のようです。

日進オイリオグループは、4月1日納入分からサラダ油などの食用油で、メーカー出荷価格を1割以上値上げする予定のようです。

今後も、安倍政権下で・・・円安傾向とそれに伴う輸入価格の上昇は進みそうです。

まだまだ、われわれ消費者は我慢が必要な時期が続きそうな感じです。

話しは変わりますが、年金額が今年10月から3回に分けて引き下げられることとなります。

現在の年金額は、過去の物価下落時に減額改定を見送ってきたために、本来の水準より2.5%高くなっています。

この高くなっていた部分の解消をするために、10月から1%減額し、さらに順次1%、0.5%を引き下げていくこととなります。

この減額は、物価の変動に応じた毎年の年金額改定は、別に実施されるものです。

年金受給額は、下がってくる・・・

消費増税での家計の負担は増えてくる・・・

これからは、定年後のライフプランのしかっりとした構築は、欠かせないこととなってきました。

国の制度の他に、自分で老後の余剰資金を確保しておく・・・

保険か証券か、債権か、はたまた不動産か・・・?

最適なポートフォリオは・・・何・・・

いろいろミックスして相互にリスクヘッジする。

そのバランスが大事なのでしょう・・・

ただ、言うは易し、行うは難し・・・です。

これからは、有益な情報をいかに収集するかが大きなポイントとなりそうです・・・



本日は、『遺言執行者』について、お話させていただきます。

1 遺言の執行に遺言執行者が必要となる場合

遺言の執行が必要となる場合、その内容によって、法律により『遺言執行者』が遺言の執行をしなければならないと定められているものと、そのような定めのないものとがあります。
必ず遺言執行者により執行しなければならないのは、認知と推定相続人の廃除および廃除の取消しとなります。
これらの行為は相続人の相続分に大きな影響を与える行為ですから、相続人自身の手で行うことは妥当でないと考えられるからです。
遺贈や財団への財産への拠出は、相続人が行ってもよいのですが、相続人の利益に反することもありますので、その場合は遺言執行者を設けて執行させた方がよろしいでしょう。
遺贈の場合の登記では、遺言執行者がいた方が便利です。
銀行預金の払い戻しも、公正証書遺言で遺言執行者がいる場合はスムーズにいくこともあるようです。

以上、『遺言執行者』について、お話させていただきました。

次回は、『遺言執行者の指定他』について、お話させていただきます。