解約したら損ですよ!
 こんな根拠のない迷信がいつの間にか出来上ってしまったようです。
 でも、確かに解約したら損になる保険があることは事実です。
 もし、そんな迷信をあなたが信じていたら、ちょっと待ってください。
 いったいどこがどのように損になるのでしょうか。

 実は、見直すことで損をする保険は限られています。
 それは予定利率が高くて、かつ貯蓄性の高い商品です。

 予定利率とは、生命保険会社が資産運用する際に、一定の収益をあらか
 じめ見込んで、その分だけ保険料を割り引いています。その割引率を予
 定利率といいます。

 簡単に言うと保険料の割引率のことです。

 この予定利率が高くなれば、保険料が安くなり、低くなれば保険料が高
 くなります。
 なぜ、損になるか、具体的に予定利率の推移の表をご覧ください。
 ⇒ http://www.wind.ne.jp/hoken/mag/yoteiriritu.html

 何と比べて安いとか高いとかを判断するかの材料になります。
 お手持ちの保険証券があれば、契約年月日を見てください。
 こんなにも予定利率が高い時代もあったのですね。

 では、その貯蓄性の高い商品について触れておきます。
 貯蓄性の商品とは、満期がある。または、解約すればお金が戻ってくる
 保険のことです。

 どんな保険があるかといいますと、
 ・個人年金保険 ・学資保険   ・養老保険   ・終身保険

 保険見直しをして損をするのは、予定利率が高く貯蓄性の高い上記の商
 品です。これ以外の商品は、損するという根拠がないわけです。
 ただし、健康状態により新しく保険に加入できない場合もありますので
 その点は、くれぐれもご注意ください。