多くの方が加入しているといわれる定期付終身保険。     

 一見難しそうに見えますが、分解すればカンタンです。        

                                  

 前回でお話させていただきましたが、覚えていらっしゃいますか?   

 主契約と特約の話。木にたとえると、幹の部分が主契約で、枝の部分が 

 おまけの特約ですよ。という話。                  

 保険証券には、主契約と特約と記載されています。          

 この主契約部分が終身保険となっているのがほとんどです。      

 つまり、終身の保障になっているのは、この主契約の部分だけであるとい

 うことです。                           

                                  

 他に、たくさん記載があるのは、特約部分になっています。      

 いかがでしょうか?                        

 お手持ちの保険証券をご覧ください。                

 終身保険(主契約)の保険金額はいくらになっていますか?      

 10万?  100万?  200万? 500万?・・・・     

 10万の方はいらっしゃいますか?                 

 この場合、医療保障やがんの保障が終身になっている場合もあります。 

                                  

 次に特約を見ていきましょう。定期保険特約、特定保障疾病定期特約、重

 度慢性疾患定期特約、新災害入院特約、新疾病入院特約、新成人特約、通

 院特約・・・・と書かれていますよね。               

                                  

 特約内容は、期間がすべて定期とあります。             

 定期というのは、通勤定期券と同じで、ある一定の期間だけ有効という意

 味です。特約で保障されている期間はたいてい10年です。      

 つまり、保険期間を終身と定期で分けた場合、特約部分はすべて一定期間

 だけ保障される定期保険ということになります。           

                                  

 終身で保障されているのは、100万か200万の終身保障だけで、特約

 に関しては決して一生涯にわたって保障されないということです。   

 わかりやすく言うと、通勤定期券が切れたから、また新たな期間を計算し

 て料金を払わないといけないということと同じなのです。       

                                  

 定期付終身保険は、まず主契約と死亡保障と入院保障にわける。    

 そして、主契約と特約にわけ、最後に保険期間と、終身と定期とに分解し

 していきましょう。