2011年 12月の記事一覧

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11年12月20日 16時31分22秒
Posted by: aeiou
生命保険会社は、将来、保険金や年金、各種給付金を支払うことになる
 ため、それに備えて保険料やその運用収益などを積み立てておかなけれ
 ばなりません。
 その、積み立てられた準備金を「責任準備金」といいます。
 責任準備金の積み立ては、保険業法という法律で義務付けられています。

 一般的に責任準備金は、掛け捨てとなる定期保険では金額が小さく、貯
 蓄性の高い終身保険や養老保険では金額が大きくなっています。

 さっき、定期保険は、掛け捨てといいましたが、正確にはまったくの掛
 け捨てではありません。
 
 ●責任準備金=解約返戻金にもなる

 責任準備金の本来の目的は保険金等の支払いに備えるものですが、途中
 で 保険を解約した場合には、その一部が解約返戻金として支払われる
 ことになります。
 ということは、掛け捨てだからと更新まで放っておけば、解約金はゼロ
 になってしまうわけです。
 責任準備金は期間が終了すればなくなってしまうのです。

 更新とは、期間が終了することです。
 更新前ならあるかもしれな、解約返戻金も、更新と同時にゼロになって
 しまうからです。(10年更新だと5,6年目が解約金のピークです)

 ですから、更新まで待って見直ししても、良いことはひとつもありませ
 ん。
 考えてみてください。 更新まで待ったのに、解約金はないわ、年齢は
 高くなっているわ、おまけ に健康状態が悪ければ、最悪保険に加入で
 きない可能性だってあるわけです。

 定期付終身保険の特約は、10年や15年、20年で更新を繰り返す、
 定期保険や定期医療特約が一般的です。

 責任準備金は、矛盾しているようですが、保険料を支払うほど、保険期
 間を過ぎれば過ぎるほど、解約返戻金は減りゼロになります。

 保険見直しをずるずると先延ばしにすればするほど、経済的損失は膨ら
 むばかりです。

 思ったら吉日!早め早めの見直しをしないと、とんでもないことになり
 ますよ。
11年12月20日 16時30分41秒
Posted by: aeiou
特約は基本的に加入時期の予定利率によって、損になることはほとんど
 ありません。

 なので、入り直すのがベストです。
 しかも、掛け捨ての死亡保障は、保険料が昔より安くなっています。

 その理由は、日本人の死亡率の低下と保険会社のコスト削減です。

 6年前に30歳で3000万の保障に加入した保険料より、今同じ年齢
 で同じ保障に入っても、2000円~3000円も安くなるというケー
 スもあるのです。

 死亡保障や医療保障の特約保険料は、ほとんど掛け捨てタイプです。
 それに、ほとんど更新型なので、更新時にそのときの年齢で再計算され
 てしまいます。

 だから、若くして保険に入ったというメリットもありません。
 さらに、医療特約の場合、保障内容が古くて5日以上入院しないと給付
 金が下りないタイプだったり、扁桃腺の手術が給付対象でなかったり、
 いろいろ問題もあります。

 特約はやはり見直して、ニーズにマッチした最新の保障内容を持ってほ
 しいものです。(各社保険会社にお問合せください)
11年12月20日 16時29分47秒
Posted by: aeiou
払済保険とは、保険料の払込をストップして、今ある解約返戻金をもと
 に保険期間を変えずに保障額のみ減らして、保険を継続できる制度です。

 払済保険に変更すると、主契約と同じ種類の保険に変更になります。
 主契約が終身保険なら払済終身保険に。養老保険なら、払済養老保険に
 なります。

 メリットは、保険料を払わないで、保障を残せること。
 それに、予定利率は加入時の率と変わりません。

 ただし、変更後の特約は消滅しますので、医療特約を付加している場合
 はお気をつけください。(健康状態で新たな保険に入れない場合がある)

 子供も独立したし、保障もそんなに必要ない。
 解約返戻金も差しあたって使う予定もない。
 そんなあなたにぴったりの見直し方法です。
11年12月20日 16時23分38秒
Posted by: aeiou
解約したら損ですよ!
 こんな根拠のない迷信がいつの間にか出来上ってしまったようです。
 でも、確かに解約したら損になる保険があることは事実です。
 もし、そんな迷信をあなたが信じていたら、ちょっと待ってください。
 いったいどこがどのように損になるのでしょうか。

 実は、見直すことで損をする保険は限られています。
 それは予定利率が高くて、かつ貯蓄性の高い商品です。

 予定利率とは、生命保険会社が資産運用する際に、一定の収益をあらか
 じめ見込んで、その分だけ保険料を割り引いています。その割引率を予
 定利率といいます。

 簡単に言うと保険料の割引率のことです。

 この予定利率が高くなれば、保険料が安くなり、低くなれば保険料が高
 くなります。
 なぜ、損になるか、具体的に予定利率の推移の表をご覧ください。
 ⇒ http://www.wind.ne.jp/hoken/mag/yoteiriritu.html

 何と比べて安いとか高いとかを判断するかの材料になります。
 お手持ちの保険証券があれば、契約年月日を見てください。
 こんなにも予定利率が高い時代もあったのですね。

 では、その貯蓄性の高い商品について触れておきます。
 貯蓄性の商品とは、満期がある。または、解約すればお金が戻ってくる
 保険のことです。

 どんな保険があるかといいますと、
 ・個人年金保険 ・学資保険   ・養老保険   ・終身保険

 保険見直しをして損をするのは、予定利率が高く貯蓄性の高い上記の商
 品です。これ以外の商品は、損するという根拠がないわけです。
 ただし、健康状態により新しく保険に加入できない場合もありますので
 その点は、くれぐれもご注意ください。
11年12月20日 16時22分33秒
Posted by: aeiou
掛け捨てはいやだからと、貯蓄性の商品に入り、特約に医療保障をつけて
いたケースです。

 養老保険は、死亡保険金額と満期保険金額が同じ保険です。

 例えば、60歳払込で500万円の満期保険金の養老保険の場合。
 60歳までに亡くなれば500万円受け取れ、60歳まで元気であれば、満期保険
 金500万円が受け取れるという貯蓄性の高い商品です。

 この商品に、医療特約を付加している場合、60歳で満了になれば、医療保障
 も終わってしまう・・・

 満期があるということは、その保険には有効期限があるということです。
 満期が来れば、医療の保障も消滅してしまうのです、

 養老保険は郵便局で加入している場合が多い保険ですが、貯金感覚で親が子
 供さんに加入していることが多いのも特徴です。

 でも、ちょっと待ってください!
 有効期限付きの保険期間中、もし病気にでもなっていたら、その後、もう新
 たな保険に加入することは、難しいかもしれません。

 このことを十分にわかった上で加入している場合はいいのですが、くれぐれ
 もご注意くださいね。
 また、今は少なくなりましたが、夫婦型の特約で医療保障に入っている場合
 も同じです。

 家族型は、夫婦それぞれに医療保障を持つよりも保険料が割安になります。
 しかし、これも要注意!
 ご主人が万一先に亡くなった場合、保険そのものが消滅することがほとん
 どだからです。

 ご主人が亡くなった後、奥さんの保険は無くなるので、新たに入り直すと高
 くなったり、持病があって入れなかったりすることもあるからです。

 満期保険に、特約で医療保障付加はやめましょう。
 医療保障と満期保険は別々に持つほうがベストです。
11年12月20日 16時21分33秒
Posted by: aeiou
次に死亡保障にメスを入れましょう。
 大手術が必要な死亡保障を持っている方が、たくさんいらっしゃいます。

 ここで質問です

 あなたの死亡保険金額はいくらですか?
 2000万ですか ?3000万ですか? 5000万? それとも・・・・

 その保険金額はどうして決めましたか?
 セールスパーソンにすすめられるままに入ったから・・・・・

 わ・か・ら・な・い・・・・
 
 でも、ご安心ください。ほとんどの人が
 何の根拠もなく死亡保険金額を決めているのですから。

 自分が万一の時、残された家族にいったいどのくらいの保障額が必要にな
 るか、ご存知ですか?

 まずこの金額をきっちり把握しておく必要がありますよね。

 火災保険なら評価額というのがありますが、生命保険にもわかりやすい計
 算方法があります。
 過剰に高い保険金額に入っていること自体、ムダな保険料を払っていると
 いうことになっています。

 生命保険の適正な保険金額は、いったいいくらなのでしょうか?
 そのために必ず確認していただきたいことがあります。

 それは、わが国の社会保障制度(公的保障)への理解です。
 このへんのところを理解してないと、先へすすめませんので、お話させて
 いただきます。

 社会保障制度(公的保障)は、国民の義務を果たしていれば、誰でも受け
 入れられる権利。保険料さえ納めていれば、誰もが受けられる保障制度で
 す。

 ただ、それだけでは十分ではないので、民間の保険会社に頼らないといけ
 なくなっているわけです。

 国も、足らない分は、自助努力で何とかしてくださいね。と言っています。

 なので、民間の保険会社は、あくまでも社会保障の補助的役割でしかない
 はずなのです。
 
 国民年金や厚生年金などの公的年金は、老後にしか受け取れない。
 そう思っている人は結構多いです。

 でも、実はそうではないのです。
 世帯主に万一のことがあった場合に受け取れる年金があります。
 それが、遺族年金です。

 そして、大事なのは、死亡保障を考える時に
 この遺族年金がいくら受け取れるのか?
 その金額を知ることが不可欠です。

 なぜなら、その金額を知った上で死亡の保障の適正な保険金額がわかるか
 らです。
 それだけ把握するだけで、あとは簡単です。
 もしも・・・のときに家族が安心して生活するためには、

 保障額(いくらあればいいのだろうか?)
 保障期間(いつまであればいいのだろうか)

 そして、
 必要保障額={月間生活費―遺族年金(月額)}×12ヶ月×必要年数

 この公式に当てはめて計算するだけです。
  ただし、これは最低限の保障金額です。
 他に教育資金や緊急予備資金もありますので、それも含めることが必要で
 す。

 保険見直しの相談をしていると、公的保障を考えずに保険に入り過ぎて
 いる方が散見されます。 民間の保険は、補助的な役割。公的保障で足
 らない分を補うという視点で用意すればいいでしょう。

 ご参考までに以下ダウンロードしてご覧ください。
  ↓遺族年金概算早見表(平成22年度)↓
 http://www.box.net/shared/6g753bncfl3g6ut73ng4
11年12月20日 16時20分46秒
Posted by: aeiou
保険見直しに成功する方法は、ズバリ特約を取ってしまうことです。
 
 現在加入している保険(定期付終身、アカウント型)のいらない特約をバ
 ッサリとカットしてしまうことなのです。
 よい所を残して、悪いところにメスを入れる。

 家も壁や屋根が傷んだら替えますよね。
 リフォームと同じ考え方です。
 生命保険の特約はなくなっても、主契約は残りますよね。

 なので、今の加入内容をチェックして、あなたの保険が今まで話したよう
 なものであったら、他の良いものと交換してしまえばいいのです。
 簡単ですよね、では具体的に見ていきましょう。
医療保障。
 この部分が一番の見直しのポイントになります。
 
 医療保障が主契約の特約になっている人は、見直しが必要です。

 なぜなら、
 保険料の払込が満了すると同時に保険期間も終了してしまう
 一定期間ごとに更新するタイプの定期で準備しているからです。
 
 そうとは知らずに、この手の保険に加入している人が多いです。

 でも、最近は確かに医療保障を終身タイプで準備している人も増えてきま
 した。
 それでも、まだまだ全体から見れば、その数はわずかです。
 あなたは、医療保険を定期タイプで持っていませんか?

 私は、生命保険において、医療保障は医療の基礎部分だと考えます。
 医療保障は医療保障の役割があり、死亡保障は死亡保障の役割があると考
 えています。
 一家の大黒柱に万一のことがあったら、残されたご家族の生活費を考えて
 加入するのが、死亡保障です。

 お子さんが独立されて、ご夫婦が老後を迎えるとき、また、子供さんのい
 ないご夫婦。こういった人たちにとって、死亡保障はそれほど必要もありま
 せん。

 ですが、医療保障はそうでしょうか?
 病気やケガはいつ、誰に起こるかわかりません。
 それは、明日かもしれませんし、3年先、5年先、7年先かもしれません。

 年齢が上がるにつれて、保険料も高くなります。
 医療特約部分は、更新がくれば保険料は上がってしいます。
 ということで、今すぐ見直しましょう。

11年12月20日 16時19分16秒
Posted by: aeiou
長い間頑張って保険料を払って、ようやくその負担から開放されると思っ

 ていた矢先。                           

 こんな話聞いてなかったと後悔する保険のエピソードをお話します。  

 もうすぐ60歳。保険料の支払いも終わるし、確か年金受取も出来ると聞い

 ていた。                             

                                  

 楽しみにしていたそんなある日のこと。               

 保険会社から一通の案内が送られてきました。            

 中身を読んで見ると、                       

 医療特約を継続する場合、保険料90万円を一括で支払ってください!  

 とあるではないですか!!                     

 驚いたあなたは、保険会社に電話をかけました。           

 そんな話は知りません!                      

 入るときにそんな説明を聞いた覚えがない!             

 何とかして!                           

 必死に抗議するも空しく、後の祭りでした。             

 医療特約の保険料をお支払いされない場合は、保障は終了です。    

 お続けになられますか、それともこのままにされますか。       

 と非常な言葉。                          

                                  

 60歳過ぎてから病気になるのに、医療保障がなくなっては困ると思いしぶ

 しぶ大金を支払った。                       

 そんなケースが実際よくあるのです。                

 
 定期付終身保険やアカウント型の保険では注意が必要です。      

 なぜ、そんなことになるかというと、定期付終身保険の主契約は、大概終

 身保険です。                           

 終身保険の金額は10万から数百万円くらいです。           

 特約はたいてい10年や15年の定期特約保険と定期医療保険がセットされて

 います。                             

 そのため、その特約保険料は、更新時点での年齢で再計算されて、自動更

 新のたびに保険料は上がっていきます。               

 アカウント型も同じです。                     

 死亡保障や医療保障などの特約は、たいてい10年や、15年で更新するタイ

 プです。                             

 そんな保険になっていないかどうか確認してくださいね。       

                                  

 この自動更新はいつまで更新ができるか?というと死亡『定期保険特約』

 は、主契約の払込が終了する60歳、65歳などの年齢で終わってしまいます。

 そして医療特約は、80歳までくらいまでです。            

 覚えておいてくださいね。           
11年12月20日 16時18分22秒
Posted by: aeiou
定期付終身保険の次に発売された国内生保に主力商品です。      

 正式名称は、『5年ごと利差配当付き利率変動型積立終身保険』という保

 険です。                             

 積立終身というから、積立機能のあるお得な保険であるかのようですが、

 その保障内容を、よくよく見ると違っています。           

                                  

 主契約と記載されたところには、保険金額と生存給付金額とあります。 

 例えば、、5年毎に10万受け取れる主契約であれば、この10万円が積

 立部分のアカウントになります。                  

                                  

 アカウント型の保険の特徴は、アカウントに積み立てられたお金を利用し

 、特約の保障部分を手厚くする目的で、払込終了後にアカウントに積立て

 られたお金を原資に、終身保険に変更することができることです。   

                                  

 ところが、5年毎に10万積み立てたからと言って将来いくらたまるので

 しょうか                            。

 40年払込んだとて、80万くらいにしかなりません。そのお金で一体ど

 の位の一時払い終身保障が変えるのでしょうか。           

                                  

 それに、アカウント型の保険も特約が更新型ですので、保険料が10年ご

 とに上がっていきます。                      

 保険料の値上がりをアカウント部分で補うこともできますが、それは積み

 立てていたアカウント部分を頭金にして保障を買っただけです。    

 定期付き終身の契約転換制度【契約を解約しないで、現在の保険の責任準

 備金(平たく言えば解約金)と配当を新しい保険にに充当する下取り制度】

 と同じ理屈です。                         

                                  

 アカウント部分で保障を増額する。あるいは更新時に保険料を変えないで

 更新できるということは、積み立てたお金を取り崩すのですから、あなた

 の積立のお金が減るということです。                

                                  

 『お金もたまって、更新時の保険料も変わらないからいいでしょ?』  

 そんな、おいしい話はこの世にはありません。            

 ということで、アカウント型の保険は、これまでの定期付き終身保険と仕

 組みはなんら変わっていないということになります。     
11年12月20日 16時17分43秒
Posted by: aeiou
多くの方が加入しているといわれる定期付終身保険。     

 一見難しそうに見えますが、分解すればカンタンです。        

                                  

 前回でお話させていただきましたが、覚えていらっしゃいますか?   

 主契約と特約の話。木にたとえると、幹の部分が主契約で、枝の部分が 

 おまけの特約ですよ。という話。                  

 保険証券には、主契約と特約と記載されています。          

 この主契約部分が終身保険となっているのがほとんどです。      

 つまり、終身の保障になっているのは、この主契約の部分だけであるとい

 うことです。                           

                                  

 他に、たくさん記載があるのは、特約部分になっています。      

 いかがでしょうか?                        

 お手持ちの保険証券をご覧ください。                

 終身保険(主契約)の保険金額はいくらになっていますか?      

 10万?  100万?  200万? 500万?・・・・     

 10万の方はいらっしゃいますか?                 

 この場合、医療保障やがんの保障が終身になっている場合もあります。 

                                  

 次に特約を見ていきましょう。定期保険特約、特定保障疾病定期特約、重

 度慢性疾患定期特約、新災害入院特約、新疾病入院特約、新成人特約、通

 院特約・・・・と書かれていますよね。               

                                  

 特約内容は、期間がすべて定期とあります。             

 定期というのは、通勤定期券と同じで、ある一定の期間だけ有効という意

 味です。特約で保障されている期間はたいてい10年です。      

 つまり、保険期間を終身と定期で分けた場合、特約部分はすべて一定期間

 だけ保障される定期保険ということになります。           

                                  

 終身で保障されているのは、100万か200万の終身保障だけで、特約

 に関しては決して一生涯にわたって保障されないということです。   

 わかりやすく言うと、通勤定期券が切れたから、また新たな期間を計算し

 て料金を払わないといけないということと同じなのです。       

                                  

 定期付終身保険は、まず主契約と死亡保障と入院保障にわける。    

 そして、主契約と特約にわけ、最後に保険期間と、終身と定期とに分解し

 していきましょう。               
11年12月20日 16時16分42秒
Posted by: aeiou
ここで、あなたに質問です。                    

 1、現在支払っている保険料はいくらですか?(払込期間はいつまで) 

 2、万一の時はいくらもらえますか?(保険金額・給付金額)     

 3、いつまで保険料を払っていくのですか?(払込期間いつまで)   

 4、保障はいつまで続きますか?(保険期間はいつまで)       

 5、今の保険は、何で加入したのですか?(加入のきっかけは?)   

                                  

 保険証券を手元に置きながら確認してください           。

 5番の理由でもし、「セールスパーソンにすすめられて、これくらいの保

 険料なら支払えるかなあと思って・・・」              

                                  

 どうですか? 最終的に決めたのは、自分で支払える保険料でしたよね。

 保障の内容で決めたわけではなく、保険料で選んだことが保険選びの失敗

 の原因でした。                          

                                  

 そして、「死亡保障」と「医療保障」がひとつにまとめたセット販売が定

 期付終身保険と呼ばれる商品であることがほとんどと言っていいでしょう。

 最近でこそ、医療保険も販売はしていますが・・・          

 それでも保障を売ってなんぼの日本の保険会社は、まだまだ定期付終身保

 険が主力商品です。                        

                                  

 そして、この定期付終身保険の更新型に入っている人がたくさんいらっし

 ゃいます。                            

 外資系の生保は、国内生保のセット販売とは異なり、単品の保障を組み合

 わせて販売しています。                      

 死亡の保障は、終身保険や定期保険を、医療の保障は、医療保険やがん保

 険を、それぞれ一つの独立した商品となっていて、自由に選ぶことができ

 ます。                              

                                  

 でも、国内生保のセット商品が悪くて、外資系の単品の商品が良いという

 意味ではありませんので、誤解しないでくださいね。         

 あくまで、選ぶ時に単品で考えた方が、わかりやすいと思うからです。 

 わかりやすさという点では、単品商品に軍配が上がるのではないでしょう

 か。                               

 ただ、『ここでお好きな保険をチョイスしてください』と言われても  

 『今までおまかせで保険に入っていた人には、何をどのように選んだらよ

 いのかわからない・・・』というのが、正直なところではないでしょうか。

 セールスパーソンにおまかせのセット商品は、加入者自身が考えなくても

 良いという便利さはありましたが、その反面、『内容がさっぱりわからな

 い』という原因を作ってしまうことになっていました。
11年12月20日 16時14分31秒
Posted by: aeiou
生命保険の保障の種類は、4つしかありません。           

 死亡の保障  医療の保障  介護の保障  老後の保障       

 この4つの保障は、本来別々のものですが、日本の保険会社は、これらの

 保障をひとつにまとめて販売してきました。             

                                  

 セット販売のことです。                      

 ハンバーガーだけ食べたいのに、ポテトやドリンクもついてくる。といっ

 た販売とよく似ています。                     

 ハンバーガーショップならまだ、単品だけでも買えますが、日本の保険会

 社では、セット販売しかほとんどありません。            

 先ほどの主契約にたくさんの特約がセットされて、販売されていたのです。

 このため、特約(枝)の数がどんどん増えて、主契約(幹)が隠れてしま

 うほどになり、複雑になったので理解不能となりました。       

                                  

 ただ、複雑な反面、メリットもありました。             

 なぜならセット商品は、ひとつ加入しているだけで、何もかも保障されて

 いるからです。                          

 とにかく入っていれば安心。おまかせしていれば安心でした。     

 自分には何が必要で、何が必要でないのか。             

 自分で考える必要もなかったのです。                

 でも、今ここにきて、それが大きな問題となっています。       

                                  

 おまかせで加入してしまった人が多かったので、保険の内容がわからない

 人が続出することとなりました。         
11年12月20日 16時13分37秒
Posted by: aeiou
生命保険を見直す時に、最低限知っておくべきことがあります。

 生命保険の基本的な知識です。                   

 これさえ押さえていただければ、『今まで、生命保険がわかりにくいと思

 っていた理由』がはっきりわかると思います。            

                                  

 お手元の保険証券をご覧ください。                 

 主契約と特約と書かれていますよね。                

 主契約ってなんでしょう?                     

 木で例えると、『主契約』とは、その保険の中心となる幹です。    

 一方、『特約』は、その枝の部分でオマケのようなものです。     

 枝を切っても幹は残りますが、幹を切ると枝もなくなるということです。

 だから、生命保険の主契約がなくなれば、特約もなくなることになります

 主契約があれば、特約は追加したり、減らしたりできます。      



 保険証券を見て、いくつ特約がついているか、確認してください。   

 その一つ一つを見て、本当にその特約があなたにとって必要なものかどう

 かチェックしましょう。 

 ムダな枝(特約)は切り落とすことが可能です。
11年12月20日 16時12分07秒
Posted by: aeiou
『自分のための保険』とはどんな保険の事でしょうか。        

  それは、『医療保険の終身型』です。               



 それは、なぜでしょうか。                     

 理由は、病気やけがは、いつ、誰に、起こるかわからないからです。  

 しかも、病気になる確率は、年齢が上がるにつれて、どんどん増えていく

 からです。                            



 そんな時に、保障が終わり、更新で保険料が倍になる。あるいは、年払い

 や一括で払わないといけない。                   

 となったら、一大事ですよね。                   



 だから、『医療保険の終身型』は、独身時代から結婚して家族ができた時

 も老後になっても、すべてのライフサイクルで必要になってくる保険だと

 考えています。                          



 『医療保険の終身型』は、家で例えると、柱の部分です。       

 保険では、保障の基本になると考えます。              

 就職して社会人となって独立したら、まず備えるのは、医療保険です。 



 そして、結婚して家族が増えると、万一のことが会った時の保険が追加さ

 れていきます。                          

 その後、子供が独立して巣立っていったら、老後の生活も含め、自分のた

 めの保険に戻さなければならないはずです。             



 ところが、どうでしょう?                     

 それを忘れてしまっている人があまりにも多いのです。        

 どういうことかと言いますと、自分のための保険=医療保険を「終身タイ

 プ」ではなく、ある一定期間しか保障されない「定期保険型」になってい

 るからです。                           



 これでは、本当に必要な時に「保障が終わっていた!」「終身に変更した

 ら高くて払えない!」

 なんてことになりかねません。



 だから、保険見直しは、まず「医療保険の終身型」から始める必要が

 あるのです。
11年12月20日 16時11分16秒
Posted by: aeiou
あなたは生命保険に加入していますよね。

 それは誰のためですか?

 自分のため、家族のため?

 あなたは独身ですか?                       

 それとも既婚者ですか?                      

 子供さんはいらっしゃいますか?                  

 おいくつになりますか?                      

 まだ小さなお子さん? もう独立されていますか?

 こういう質問をすると、

 うっとうしいなあ・・・と思われるかもしれませんよね。



 でもこれには訳があるのです。

 そうです。何のために入るのか?

 ではなく、保険は誰のために入るのか?

 を考えた方が簡単に決めることができるのです。



 ふつう、独身なら自分のために入りますよね。

 一方、家族がいる人はそうはいきません。

 家族のためである、と同時に自分のためにも加入する必要があるからです



 それに、もし、もう子供さんが独立して生計も別になっているとしたら・

 加入している保険を家族のためから自分のために戻す必要があるのではな

 いでしょうか。



 これが、保険見直しのサイクルです。
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