皆さんこんにちは。

家庭を笑顔にするファイナンシャルプランナーのGOです。

今日は昨日の続きです。


こんな話CMや資料などで聞いたことありませんか?

「女性のガンや病気を手厚く保障!」

これって保険会社のただのマーケティング戦略です。

別に映画館の「水曜日はレディースデイで安くなる」などとは違って、

保障が大きくなる分しっかり保険料を多く支払っています。

マーケティング戦略として、

「女性限定!」とか「30代の女性限定!」とか「30代のお母さん限定!」

などターゲットを明確にすると反応がよくなるのです。

ただそれが目的であって、女性のことを本当に考えてくれているわけではありません。

たとえ乳がんであっても普通の医療保険で保険金は支払われます。

たとえ乳がんであっても、他と比べて入院費用が1.5倍とられるわけではありません。

保険料を多く払ってまで必要ですかね???



付け加えると、女性の方限定、入院などがなければ、

3年に一回○万円のボーナスが受け取れます!

なんて保険も同じです。

入院があれば払い損がある分損です。

別に保険会社がボーナスをくれるわけではありません。

あなたが、その分上乗せして保険料を支払っているだけです。

保険でためる必要は一切ありませんよね?

聞こえのいい言葉に騙されないようにしてくださいね!



最後に保険屋さんがよく使う話法とそれに対する意見を2つ紹介しましょう。

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①先進医療ってご存知ですか?ガンに放射線を当ててガンを消す方法で、

体の負担が少なく治療できます。

でもこれは自己負担で300万円かかります。
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→まったくその通りなのですが、残念ながらその施設は全国で数か所しか

ありません。また、ガンの部位も限定されたり、転移があったらだめだったり、

受けれる機会が少ないのが現状のようです。

ある保険会社では300万円もする先進医療の請求は年4,5件しかないみたいです。

しかし、これは特約で年100円程度のところが多いです。

貯金が少なく民間の医療保険が必要な人はプラスしても悪くないかもしれません。

(先進医療は金額の大きいものがよく言われますが、ガン以外で数万円のものや、

数十万円のものもあります。また、先進医療が、通常の健康保険適用のものになったり、

新しい技術が追加されることもあります)


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②今の国の財政では健康保険の制度を維持することはできないから、

将来の負担増は目に見えています。だから医療保険をかけておきましょう。
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→おっしゃる通りで、将来のことはわかりませんが、

財政的に危うく、自己負担は増加傾向になる可能性は、高いのかもしれません。

でも、医療保険をかけておけば安心というのはいかがなものか。

医療の世界は日進月歩です。

たとえば、がんでも通院による治療が増えてきているので、

入院給付金の重要性は減っていて、がんと診断されたら100万円など、

診断確定で給付金がもらえるものが人気であったりします。

このように、医療の進歩に対応して、民間医療保険も進化します。

だから、今の保険は20年、30年後にとても役に立つかというと、

わからないでしょう。時代遅れのものになっている可能性もあります。

また、もし今の医療制度が完全に破綻する状況になったとき、

民間の保険会社の経営は大丈夫ですか?とも思います。

だったら、日本経済のさらなる悪化に対応して、

外貨を蓄えたほうがいいのでは?と私は思います。



ここまで3回にわたって書いてきましたが、

何の提案もしていません・・・。

次回こそは建設的な意見です。

「医療保険の入り方④では、どうしたらいいんだ?」

をお送りします。

お楽しみに!

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