子どもが社会人になったら考えておきたいこと

会社員で60歳定年、退職金をもらったときが資産のピークです。老後に備えて、退職前から考えておきたいこと。
下の子どもが社会人になった年から、普段の生活費については、それまでの80%でやり繰りをするというのが、ブルーの折れ線グラフです。 それに対して、ピンクのグラフはそれまと同じように支出しています。
20%カットって、どうやって?
子どもに生活費を入れてもらうのも結構でしょうし、社会人となった子どもたちにかかる生活費を一度見直してみるべき時期ですね。
もちろん、そうしなければならない決まりなんてありませんよ。(汗)
子どもが大学を卒業すると、それまで教育費が大きく家計を圧迫していた反動があるかもしれません。
「やれやれ、一回くらい、夫婦で海外旅行でも行ってみるか」
これはこれで、素晴らしいことですね!(笑)
使うことも大切ですが、こうしてグラフで具体的に考えてみると、使い方にもヒントがでてきませんか?
そこまで近づいている老後への備えとしては、時間があまり残されていません。
やるべきことをしっかりと見据えて、確実に実行ですね。
子どもの数にもよりますが…
「末子が社会人になったときから、それまでの生活費に比べて80%でやり繰りをする」
というのは、結構大変です。(汗)
しかし、実際のご相談では、貯蓄残高推移の予測グラフでは、ひとつの考え方として、必ずお話しをさせていただきます。
もちろん、80%(2割カット)というのは、ひとつの目安です。
社会人一年生は、まだ給料もそれほど多くなく、また、初めての社会人として支出もかさむでしょう。
一方的に決める必要はありませんが、家族でよく話し合ってみてください。
そんな家計管理についての考え方や方法について、子どもたちの将来にも必ず役立つはずです。
お金とも上手につき合っていける大人に、しっかりとなってもらいたいですよね。
お金の話をすること自体、はしたないことでもなんでもありません。
家で話さないと、誰も教えてくれないですから。(汗)
ライフプランをもとにして、家計を考えることも教育のひとつかもしれませんね。
ライフプランについて相談できる専門のFP(ファイナンシャル・プランナー)