生命保険料を節約して、家計の見直しを!

というのは、良くみかけますね。

残念ながら、家計の節約を考えるときに、保険の節約を考えることは本来難しいことなのです。(汗)

生命保険のムダを省いて、家計を節約する、というのは正解ですが…。どこが違うのが表現が難しいですね。(笑)

より節約することが必要な家計にとって、保険の必要性も高いからです。

医療保険が典型ですが、いざというときの入院費用に備えるための貯蓄が十分にあれば、民間の医療保険は必要ありません。

その貯蓄が不十分で不安があるなら、保険に頼ることは必要ですね。

しかし、保険料を長期的に支出し続けるのは、家計にも影響を与えます。

いつまでも保険に頼らなくてもいいようにするためには、貯蓄を増やすことが大切になってきます。

老後の生活設計を考えるときに、老後の医療費のための備えもきちんと貯蓄できていれば、民間の医療保険は非常に割安な定期タイプで十分です。割高な終身保障タイプは不要になります。

もちろん、好みもありますが、優先順位で考えてみてくださいね。

今の家計が苦しいからといって、必要な保障を削ってしまっては、もしものときに家計がもたなくなります。

必要なリスクはきちんとカバーしたうえで、保険に頼らなくてもよい家計を目指すべきでしょう。

老後の貯蓄がある程度できているのであれば、余力部分で終身医療保険もいいでしょう。

がん保険や、医療保険の先進医療特約などについても、家計分析とは違った意味で検討する必要がありますが、基本的な考え方はやはり家計から逆算するべきです。

保険について、「損得」でばかり考えていると、肝心なことを見失います。

保険料を安くするためには、基本的に「保障を削る」ことが必要ですから。

新しく発売される保険商品のなかで、比較してみると保険料の安いものも目立ちますが、どこをどうして保険料が安くなっているのか、しっかりと検討してみる必要があります。

それも必要ですが、もっと大切なこと…

保険について考える場合には、「家計のキャッシュフロー分析」をしてみると、必要な保障とバランスのよい保険料負担がはっきりしますよ。

宝塚市周辺で生命保険について相談できる専門のFP(ファイナンシャル・プランナー)