『医療保険は働いているうちに払わないと大変って言われたのですが』
これって本当でしょうか。その辺の話をしてみたいと思います。
競合になりましたが、正直にいってどっちでもいい問題です。

基本的に私は医療保険に関しては終身保障で考えています。
理由は3つあります。1つ目は今の医療保険が20年後、30年後は使えるか
疑問だということです。

60歳払込みを選んだということはその医療保険はも見直さないことが
前提になります。しかし本当に20年後でも使えるのか?
反対のことを言えば20年前の医療保険は今、使えるのかということです。

わたしは保険料が安い終身払いにして医療技術の進歩や健康保険の変化に
備えていつでも見直しできるようにしたほうがいいと考えています。
では保険料といえば終身払いは損なのでしょうか。

ある医療保険で実際に計算してみたいと思います。
40歳の男性が1日5000円の医療保険に加入するとします。
終身払いで月に2620円、60歳払いで4290円です。

60歳払いこみの場合保険料総額は4290円×12ヶ月×20年
=102万9600円になります。それに対し終身払いで保険料が
102万円になるのは約32年6ヶ月になります。

72歳までに死ぬことになれば終身払いの方が得であり
それ以降生きているなら60歳払い込みがお得といわれれば
その通りかもしれません。

しかし月に2620円が年金暮らしになって苦になるでしょうか。
その額なら終身払いにするメリットである見直し可能であったり
現役時代保険料が安いというほうが生きてくると思っています。

確かに保険の売り手であるということを考えれば60歳払い込みの
方が月の保険料が高いので報酬が高くなります。
いつでも売り手とお客様の論理は違いますが、今はおいておきます。

どう判断するかははお客様に任せてありますので私の考え方に
賛同してくれれば私に連絡が来るでしょうし、60歳までに払った方がいいと
判断すれば相手の保険屋さんとのお付き合いが始まることでしょう。

結果は・・・
お客様のキャッシュフロー表を作りながら近い将来の問題点を
話しながら、今後の家計に関して改善点を話してきました。

わたしとお客様との最初の接点は生命保険です。
しかし、お客様のお金の悩みはもっと違うところにあります。
それは生きて楽しく暮らすほうが大変だということです。

もしものことも大事ですが、生きることのほうが大事
そう思ってファイナンシャルプランを作っています。
今週もまた始まりましたね。

電話がよく鳴るファイナンシャルプランナー
永野 修
http://fpft.jp/