本日は宮崎のホテルからブログを更新しています。
朝、クルマを運転して宮崎まで行ったのですが、
九州自動車道は白い霧に覆われていてかなり怖かった・・・

この時間のブログの更新は珍しいのですが・・・
本当は明日の朝にする予定でしたが、あまりにもお客様が
喜んでいたのでこの時間に更新することにしました。

中学の教師をしている奥様からの相談でした。
旦那様の年齢は39歳。お子様は高校生2年生と小学6年生。
関心ごとは当然、お子様の教育費です。

俗に言うお受験した息子さんの費用も心配ですがお嬢様の大学資金を
考えるとゾッとすると言われていましたがそれは本音でしょう。
学資保険では足りないというのは教師の奥様ならわかっているようです。

現在の保険は多くの方と同じように定期保険付終身保険。
この保険料を教育資金に回せないか、と考えるのは当然のことです。
家計簿を見ながら、相談しようということでお電話いただきました。

この保険の5000万円の保障が多いのか、少ないのか
この保険料は高いのか、安いのか。
この保険の内容は大丈夫か、それとも・・・わからないことだらけです。

いつものようにまず死亡保障、医療保障、がん保険、そして貯蓄の順で
考えていきました。そこで考えるのはやはり家計簿をつけている奥様に
わかりやすいように『月にいくらのお金が必要か』です。

死亡保障を考えるときは、まず月にいくらあれば教育費と生活費が足りるのか
を考えます。そのあと遺族年金はいくらか(国民年金・共済年金)、
住宅ローンの団体信用保険はどうか、奥様は働くのかどうかを加味していきます。

そして足りない分を生命保険で補っていきます。
年収600万円の家計なら実際にもらっている現金は約520万円程度でしょうか
520万円を月に直すと約44万円です。大雑把に45万にしましょう。

遺族年金はいくらでしょうか。これは収入と年数によりますので
ざっと月に15万円とします。奥様は旦那様のもしものときは働くそうなので
月に6万円の収入と考えてみます。

そして現在約10万円の住宅ローンを払っているなら、団体信用保険で
そのローンの支払いはなくなります。
この3つを足すと(15万円+6万円+10万円)=31万円です。

現在と同じ暮らしができる月換算で45万円をベースに考えると
45万円ー31万円=14万円を生命保険で補うと奥様は旦那様のもしものとき
今とおなじレベルの暮らしができそうです。

そう考えると死亡保障は月15万円を考えて保険料を計算します。
旦那様はタバコを吸わないのでさらに保険料が安くなる可能性があります。
ざっと6000円程度でしょうか。

この段階で奥様はホッとした表情になってきました
家計簿をつけているのでその意味がわかったからでしょう。
これで教育費は大丈夫かも?と思ったようです。

次回は医療保険です。

ファイナンシャルプランナー
永野 修
http://fpft.jp/