先日、宮崎に行ったときのことです。あるお宅に訪問し奥様と話していました。
その家は市内からすこし離れている静かな田園風景が広がるところで
いわゆる田舎という表現がぴったりのロケーションです。

田舎特有の広い庭に和風の家、その屋根には重そうな瓦とその上には
太陽光発電のパネルがのっていた。
話は太陽光発電システムに移っていった。

もともとクレジット会社で屋根を見て仕事をしていたくらい多くの担当を
もっていたので事情には少し明るい。そこで聞いてみた。
『太陽光発電の調子はどうですか?』

奥様はニッコリ笑って『もっと早くにつけておけばよかった』
『以前は電気のほかにガス代、灯油代で3万円以上つかって
いたけど節約になりましたし、売電も2万円くらいあります。』

断っておきますが太陽光システムの販売をここでしたいのでは
ありません。この次に出てきた話がとてもいいお話でした。
家計にとってもとても重要なことでした。

『太陽光発電をつけてからつけっぱなしの電気をよく消すようになりました
以前はテレビをつけっぱなしにしたり、電気もそうだったんだけど
こまめに消すようになりました。これも太陽光効果ですね』

実はこれってファイナンシャルプランナーでも同じことがあります。
家計簿をつけるということの1番の効果はこの太陽光効果と同じで
節約の意識が高まることによる効果といえます。

それはライフプラン作成の上でのコンサルタントでもそうです。
プランを作るときに1番考慮することはなにかと言えば、お客様の
性格というか『こころ』の部分なのです。

どんなにいいライフプランを作成してもお客様の性格にあっていなければ
絵に描いたもちになることをこの1年に学びました。つまりお客様の性格という『心』、
プランという『技』、実行という『体』がそろって初めて有効なライフプランになることがわかります。

結局、人は感情で動く生き物です。FPの技術に加え、お客様のこの感情を理解すること、
そして感情や性格を理解して望ましい方向に向けることなしにお客様の満足のいく
FP活動はできません。

来年も学んだことを生かして、お客様の笑顔を引き出せるように
前に進んでいきます。よろしくお願いします。

ファイナンシャルプランナー
永野 修
http://fpft.jp/