金融機関では言わない住宅ローンの話 3 現役の銀行マンがあなたのために
投稿日時:2012年07月14日土曜日 08時53分33秒
ブログ投稿者:熊本市電話がよく鳴るファイナンシャルプランナー カテゴリー: General
金利上昇のシナリオは描けますか?
前回、金利の上昇の基は景気と書きました。
少子高齢化、円高基調の日本で景気回復、金利上昇のシナリオは描けるのでしょうか。
金利上昇になったら何が起こるのか? 日本国債の利払いは上がります。
それは日本の財政にとってもっとも厳しいシナリオではないでしょうか。
そう考えると日銀のデフレ主張のつじつまがあうと考えるのは考えすぎでしょうか。
わたしの日本株式が上がらないと考えているのはここからです。
金利上昇のシナリオとそのヘッジ
わたしはそれでも金利上昇する場合には2つのパターンがあると想定しています。
1つは保有割合を増やしている外国人投資家に日本国債もしくはJGB(国債先物)が売り浴びせられるか
もしくは巷で言われている日本の財政破綻による金利上昇です。
ここでは日本の財政破綻はありえない等の論議はしないことにします。
変動金利は金利上昇がリスクだが
もう1つ変動金利には利点があります。それは金利が低いので元本が固定金利より多く減ることです。
金利上昇リスクは利息の増加ですが、もし金利上昇が遅い時期であった場合、徐々に金利上昇リスクは減少していくことになります。
なぜかと言えば利息は『元本×金利』です。元本が早く減ると言うことは利息も少なくなり、金利上昇リスクは減少します。
金利上昇のリスクヘッジはできるのか
ここは実際の数字で考えてみましょう。
3000万円 35年ローンで変動金利1%、長期固定金利2.3%としてみます。
月の支払いは変動金利が84,686円、固定金利104,060円とその差が19374円あります。
この差約2万円を貯蓄したとすれば5年間で120万円できます。10年間で240万円になります。
金利上昇=景気上昇なら当然株価は上がります。株式運用のチャンスという議論はでないのでしょうか
株価が上昇してきたら5%の利回りで5年間で133万円,10年間で296万円です。
この資金を金利上昇時の一部繰上返済の原資にした場合、長期固定金利とどちらが得でしょうか。
金利上昇の予測は不能
住宅ローンの金利が上げると言われてもう何年たったのでしょうか。
為替と金利の変化を予測するのは私たちでは不可能です。
ただし、10年後、20年後となれば歴史的低金利が終焉し、金利が上昇していると考える方が自然でしょう。
実はそれが問題ではないのです。
次回は住宅ローン選びでなにが問題なのかです。
前回、金利の上昇の基は景気と書きました。
少子高齢化、円高基調の日本で景気回復、金利上昇のシナリオは描けるのでしょうか。
金利上昇になったら何が起こるのか? 日本国債の利払いは上がります。
それは日本の財政にとってもっとも厳しいシナリオではないでしょうか。
そう考えると日銀のデフレ主張のつじつまがあうと考えるのは考えすぎでしょうか。
わたしの日本株式が上がらないと考えているのはここからです。
金利上昇のシナリオとそのヘッジ
わたしはそれでも金利上昇する場合には2つのパターンがあると想定しています。
1つは保有割合を増やしている外国人投資家に日本国債もしくはJGB(国債先物)が売り浴びせられるか
もしくは巷で言われている日本の財政破綻による金利上昇です。
ここでは日本の財政破綻はありえない等の論議はしないことにします。
変動金利は金利上昇がリスクだが
もう1つ変動金利には利点があります。それは金利が低いので元本が固定金利より多く減ることです。
金利上昇リスクは利息の増加ですが、もし金利上昇が遅い時期であった場合、徐々に金利上昇リスクは減少していくことになります。
なぜかと言えば利息は『元本×金利』です。元本が早く減ると言うことは利息も少なくなり、金利上昇リスクは減少します。
金利上昇のリスクヘッジはできるのか
ここは実際の数字で考えてみましょう。
3000万円 35年ローンで変動金利1%、長期固定金利2.3%としてみます。
月の支払いは変動金利が84,686円、固定金利104,060円とその差が19374円あります。
この差約2万円を貯蓄したとすれば5年間で120万円できます。10年間で240万円になります。
金利上昇=景気上昇なら当然株価は上がります。株式運用のチャンスという議論はでないのでしょうか
株価が上昇してきたら5%の利回りで5年間で133万円,10年間で296万円です。
この資金を金利上昇時の一部繰上返済の原資にした場合、長期固定金利とどちらが得でしょうか。
金利上昇の予測は不能
住宅ローンの金利が上げると言われてもう何年たったのでしょうか。
為替と金利の変化を予測するのは私たちでは不可能です。
ただし、10年後、20年後となれば歴史的低金利が終焉し、金利が上昇していると考える方が自然でしょう。
実はそれが問題ではないのです。
次回は住宅ローン選びでなにが問題なのかです。
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