生命保険は掛け捨てがいいか、終身保険のように貯蓄機能を使ったほうがいいのかはよく議論になります。明治安田生命のライフアカウントL.A.や朝日生命の保険王などのアカウント型の生命保険は終身保険とついているが実際は解約返戻金が少ない。

もう1つ終身保険ではなく投資をするほうがいいという方も多くいます。
検証するために数字を使って出してみたい。

A保険会社の終身保険と定期保険の比較です。

終身保険は40歳男性、保険金300万円、払込期間80歳 保険料 5985円
定期保険は40歳男性 保険金300万円 保険期間・払込期間80歳 保険料3162円

◎終身保険の解約返戻金

60歳  1,209,030円 70歳  1,892,700円 80歳  2,648,910円

◎定期保険と終身保険の差額月3000円を運用に回したら(税別)

60歳
1%     運用      終身保険の解約返戻金との差額
    797,347円  ▲411,683円
3%  987,368円    ▲221,662円
5% 1,238,238円      9,208円

70歳
1% 1,259,933円   ▲140,119円
3% 1,752,581円   ▲140,119円
5% 2,507,179円   +614,479円

◎6000円をすべて運用したら(税別)

60歳
1% 1,594,695円    +385,,665円
3% 1,974,736円    +765,706円
5% 2,476,477円    +1,267,447円

70歳
1% 2,519,867円    +627,167円
3% 3,505,162円    +1,612,462円
5% 5,014,358円    +3,121,658円

結論
運用ができない方には終身保険がいいように見えるだろう。
今の金利の状況が20年間続くなら終身保険でいい。ただし、あくまでも今の金利情勢であってお金の価値は低下していく20年前に220円で買っていたタバコは今いくらか考えるとわかりやすいだろう。

株式会社FPフェアトレード・ジャパン
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