がん保険は皆様もよく聞かれたことがあると思います。
「2人の1人はがんになるといわれる時代」

などと、あまりに脅すような表現でがん保険をアピールしている会社もありますが、実際にはどうなんでしょうか?

確かに統計的にはそうなのかも知れませんが、ピンとこない場合もあります。

がん保険の特徴は、「がんの診断給付金」を一時金として受取れるのと、入院日数に制限がないので入退院を繰り返してもその日数を気にすることがない点が大きいのが特徴です。

さて、そこで気になるのが「がん診断給付金」です。

がん診断給付金は、最初にがんと診断確定したときにはじめて支払われるばあいと、がんと診断されたら何度でもお支払いしますというタイプがあります。

何度も診断給付金を受取れるのであればそれはそれでありがたいのですが、実際には・・・・
落とし穴というのでしょうか。
小さな字で、複数回支払いの場合は最初のがん確定から2年以上を経過していることが条件となっています。

一般的に、がんは5年生存率という指標が使われており5年生存で病気は治癒と言う考え方です。

しかし、2年以内にがんが再発する確率は80%といわれています。

具体的な数字で見てみますと。

1000人のうち、500人ががんに罹たとして、350人は治癒、150人のうち、80%が2年以内に再発、2年経過以降の発症は30人となります。

約3%、この数字が多いか少ないかは、皆様のご判断にお任せしたいと思いますが、そんなに大きな数字ではないような気がします。

あなたは、複数回それとも、1回のみどちらを選びますか。

参考までに、5年生存率を調査したサイトをご覧ください。

全がん協加盟施設の生存率共同調査