以前は、医療保険は終身保険の特約という形でセットになっている場合が多かったのですが、外資系を中心に、医療保険を単独で販売する会社が増えたたことから、現在では、損害保険会社を含めて多くの保険会社が医療保険を販売しています。

ただし、簡単なはずの医療保険ですが、最近は色々な特約を付加することで差別化を図ろうとしています。

そこで、本当に必要な特約と何かを考えていきたいと思います。

医療保険でよく見られる特約としては、

1 手術給付金特約
2 短期入院特約
3 長期入院特約 
4 女性特約
5 特別損傷特約
6 入院見舞い給付金特約
7 3大疾病治療給付金特約
8 先進医療特約
9 成人病給付特約
10 疾病通院特約 
11 保険料払込免除特約
12 指定代理請求特約

などがあるようです、もちろん会社によっては特約の名称も異なるのですが概ねこのような特約が付加できるとされています。

そこで、私なりの独断と偏見で必要な特約と不要な特約を分類すると下記のようになります。

1 手術給付金特約 基本的に組み込まれているので外す必要なしというか外せない特約
2 先進医療特約
3 指定代理請求特約

正直これ以外の特約は必要ないと考えます。
理由は?ここをクリック
先ほどの話しでいけば、本当に必要な特約は

> 2 先進医療特約
> 3 指定代理請求特約

の二つと書きました。

先進医療特約は、そもそもどのようなものでしょうか。
簡単に言えば、厚生労働省が一定の基準を満たす医療機関に認めた医療技術であり、現在約100種類が認められており、ガンによる重粒子線治療など約300万円近くかかる場合もあります。

当然、これらは健康保険適用外ですので、全額自己負担となります。
多くの場合、通算で700万円~1000万円を保障するとされており、月々の保険料は100円程度です、しかし、今後利用者が増えてくるとこの扱い自体を停止、もしくは保険料のアップがあるかもしれません。

指定代理請求特約は、本来であれば、保険金の請求は本人(死亡に伴う請求は除く)が行うべきものですが何らかの理由で本人が請求できない(ケガ、若しくは本人に告知されていないガンなど。)場合に、本人に代わって「配偶者」若しくは、「子供」、「同居の親族」などあらかじめ指定したものが請求できる特約です。
この特約は、特約料が要らない特約ですから付加しておいて問題はない特約です。

次に、それ以外の特約は特に必要ないかという点については、次回以降にお話していきます。