消えた年金問題から、社会保険庁において、ねんきん定期便による年金の加入期間の確認等が行われるようになりました。

民主党の数少ない功績かと思っています。

自分の年金を、毎月、毎月、こつこつと積立ているにも関わらず、意外と年金手帳は、どきにしまったかなと考えてしまう時があります。

今日は、日本経済新聞WEB版に『自分の年金番号を知っていますか』という記事が掲載されていました。

年金の管理についてのいいコラムでしたので、原文のまま、ご紹介させていただきます。

自分の公的年金の状況について知るために必要になるのが「基礎年金番号」です。年金事務所で問い合わせをする際や、年金に関する手続きをする際、必要になってきます。基礎年金番号は年金手帳に書いてあります。2011年4月以降のねんきん定期便には記載されておらず、電話やメールで教えてもらうことはできません。

年金手帳以外では、ねんきん特別便、09年度・10年度の「ねんきん定期便」、国民年金保険料の納付書、領収書、年金証書、各種通知書等に記載されている可能性があります。なお、お勤めの方は、会社の総務関係の部署にて確認できる可能性もあります。

さて、みなさんは年金手帳をお持ちですか?年金手帳は、年金に加入すると発行されます。

年金加入の一般的な流れは以下の通りです。まず、20歳の誕生月の前月に日本年金機構から「国民年金資格取得届」が送られてきます。それに必要事項を明記し、お住まいの市(区)役所または町村役場、もしくはお近くの年金事務所に提出します。

すると、年金手帳が発行され、手元に届きます。その後「国民年金保険料納付書」が届きますので、それにしたがって保険料を納めることになります。年金手帳は日本の成人であれば、だれでも持っているはずのものになります。「年金手帳の保管場所がわからない」という方は是非この機会に確認してみてください。お勤めの方は、会社で預かってくれている可能性もあります。紛失した場合には、再発行してもらうことをお勧めします。

ところで、会社を退職したような場合、会社の企業年金に関する資料などを渡される可能性があります。退職時の書類などは、ついつい処分してしまいがちですが、この証書1枚で基金の手続きが円滑に済むと思われますから、きちんと保管しておいてくださいね。
厚生年金基金については、全面的に廃止するとかしないとかといった議論がなされています。すでに個別に廃止された基金については、企業年金連合会等に引き継がれていると思われます。ねんきん定期便やねんきんネットでは、厚生年金基金など企業年金部分はわかりませんから、特に、転職を繰り返している方は、書類の保管に留意してください。

公的年金のことは、最寄りの年金事務所に相談に行くのが一番の近道です。昔の年金事務所(社会保険事務所)は、いかにも「役所」といったイメージで非常に近寄りがたく、敷居の高い場所だったことを今でも覚えています(笑)。

近年は銀行の相談窓口や郵便局のようなイメージ。受付手続きの方法や用紙の記入についても丁寧に教えてもらえますし、個別の相談窓口でしっかりと時間をとって応対してもらえます(混雑状況などにもよると思いますが)。

年金事務所に行くほどでもないけれど、公的年金の状況について知りたい、という方には、ねんきんネットをおすすめします。ねんきんネットは、前回お話した方法でアクセスキーを入手すれば、すぐに自分の年金情報を見ることができます。ねんきん定期便に記載されている現時点での加入状況に基づく年金の見込み額だけではなく、今後の条件を入力して年金額をシミュレーションすることもできるようになっています。

もちろん、将来のシミュレーションといっても自分の今後の報酬もわからなければ、年金制度がどうなっているかもわかりません。それでも、せめて現状が維持されたらどのくらいの老齢基礎年金や老齢厚生年金を受け取れるのかは知っておきたいもの。

私自身は、現在、経営している会社で厚生年金に加入しています。今回、ねんきんネットであらためて自分の年金の状況を見てましたが、公的年金だけで生活する厳しさを実感。じぶん年金について具体的な計算をする必要性を感じました。私の年金見込み額は申し上げられませんが(笑)、じぶん年金についてどのように考えたらいいか、次回以降、具体的にひもといていきたいと思います。
【日本経済新聞WEB版2013/4/26 】

いかがでしたでしょうか・・・

非常に参考になられたかと思います。

老後の生活資金にとても、とても大事な年金です。

日頃から、きちんと管理をして、退職後の生活資金も考えながら、多少の不安が有れば、若いうちから少しずつ・・・何かしらの年金型商品に積み立てておくことも有効な老い支度となりそうな気がします。

もっとも、目先の子どもの教育資金や生活費に追われてしまいますから、自分の老後の生活資金の準備は、後順位となりがちとなってしまいます。

やはり、ご自身のライフプランを立てられて、かつ、キャッシュフロー表で、生活資金の収支を確認することが重要でしょう。

アベノミクスの影響で、円安、株高で推移しています。

このまま、この状態が続けば、賃金収入も上がってくることでしょう。

このさき、どのような経済環境になっていくか不明ではありますが、好景気が訪れた時には、今の厳しい状況を忘れずに・・・

喉元すぎれば・・・何とかには・・・

そのようにならないように注意していくことも、とても重要なことと感じはじめています。

好景気、不景気、好景気の繰り返しなのでしょうか・・・

景気が上向いてきた時こそ、ライフプランが重要かも・・・しれません。



本日は、『賃貸借契約 保証人と連帯保証人の違い』について、お話させていただきます。

1 保証人と連帯保証人の違い

賃貸借契約では、当事者として賃貸人および賃借人のほかに、賃借人の連帯保証人が加わるのが通常です。
連帯保証人とは、賃借人が債務を履行しないときに、連帯して債務を履行することを保証した人間です。
たとえば、賃借人が賃料を支払わないときには、連帯保証人が代わって支払わなければなりません。

法律上、『連帯』という言葉は非常に重要な意味を持っています。
連帯保証人と単なる保証人では責任の程度が大きく違います。

単なる保証人の場合には、自分が支払う前に、まず本人から取ってくれということができます。
しかし連帯保証人の場合には、本人と連帯して同じ立場にあり、本人から先に取ってくれといえず、いきなり請求を受けてそれを拒否できないこととなります。

以上、『賃貸借契約 保証人と連帯保証人の違い』について、お話させていただきました。

次回は、『賃貸借に係わる金銭』について、お話させていただきます。