日本の小麦粉の製粉技術は、世界的にみても・・・

日本人の『白さ』の拘りからくる『白さ』と・・・

うどんに代表される『もちもちとした食感』など・・・各メニューの最適な食感を・・・

性質の異なる様々な小麦から安定した品質で実現できる高度なものと言われています。

日本のある製粉会社では、取引先の要望に応じて常時70~100種の小麦粉が生産されているそうです。

そして、最終的に96種類くらいの粉にふるい分けて・・・これらの組み合わせにより、『世界のなかで最も白さと食感にこだわる日本人向けの小麦粉』が生まれてくるそうです・・・。

このように、日本人ならではの繊細な技術の継承により、製粉の分野でも高度なものづくりの技術があるようです・・・。

しかしながら、残念なことに・・・

この工場の原料となっている小麦の実に9割が、カナダや中国などからの輸入品だそうです。

製粉技術はあれども・・・原料はない・・・という状況です。

少し前の新聞に小麦粉の不足から『讃岐うどん』が食べれないといったような記事が掲載されているのを見かけました・・・

世界で、一番白くて食感のいい小麦粉を製造できる技術があるのに・・・

また、その小麦粉を使った『うどん』を始めとした・・・素晴らしい食料品があるのに・・・

何か、もったいないような・・・不思議な感覚を覚えます。

ただ、国内小麦もコメのように、新たな品種が続々と生まれているようです・・・

いままでは、輸入に頼っていたパンや中華麺むけの小麦の品種改良が進んでいるそうです。

これからの天候不良や世界的な人口増を考えると・・・

9割もの輸入に頼っているのは心もとない感じです。

ITバブル・・・ファンドバブル・・・

次は・・・食料バブル・・・農業が主役となるときがくるでしょうか・・・