ニューヨークヤンキースの田中将大投手が昨日ブルージェイズ戦に初登板で勝利投手となり、大リーガーとしての初勝利と日米通算100勝を達成した。
日本人とニューヨーカーと全米の野球ファンの期待と注目を集めた初登板は最初のバッターにホームランを打たれるという洗礼にも動じることなく勝ち投手となった。


井川慶に過去に期待を裏切られた経験を持つニューヨークカー達も初回、二回とブルージェイズ打線に捉えられた田中に悪夢が蘇ったかもしれないが、少しもパニクっていない田中投手の表情を見ていたらそんな心配が必要ないことに気付かせれたはずだ。


たった一度の登板でヤンキーズファンの信用を勝ち取ったのは初勝利より序盤のピンチでの彼の冷静なマウンド裁きによる方が大きい。
汗すら見せずにピンチを乗り切る田中投手にピッチングコーチも頼もしく思ったと思う。開幕初勝利を飾った前日の勝利投手とは大違いだった。
結果も大事だが、その結果までの過程に価値があることを25歳の青年に教えられた。