世界初の自動車は1820年代後半にイギリスで生まれた蒸気自動車だった。
1804年にイギリスで生まれた蒸気機関車をヒントにして作られたようだ。


現在のようなガソリン・エンジンが生まれたのは、ドイツに場所を移して1876年にニコラウス・オットーの発明によるものだ。
同じドイツのカール・ベンツは1883年に会社を設立し、19世紀末には世界最大の自動車会社となった。


20世紀に入ると、自動車の表舞台はアメリカに移され、第一次世界大戦後のフォード・モデルTの量産が開始され、世界初のモータリゼーションが起こる。
現在、世界中で10億台の車が走り、CO2の排出量の20%は車から排出される。
日本では、世帯当たり1.1台、アメリカでは、2.28台の車の保有台数だが、中国とインドの24億人の人々が今後同じように車を保有するととんでもないことになりそうだ。
先進国は早く、脱ガソリン・エンジンを進めないといけない。