A案は、10万円出費して50%の確率で100万円儲かるとする。
B案は、出費は0で、100万円儲かった時には30万円支払わなければならない。
儲かる確率はA案、B案共にそれぞれ同じ確率だとしよう。
さて、どちらを選んだ方がより儲ける事ができるだうか?


B案は、出費が必要ないのでA案と違って失敗の恐れがない。
A案は、50%の確率で10万円の損をする。
自ずとネガティブな性格の人はB案を選択する。


一度だけの判断であれば、B案を選択するのが正解である。
しかし、ビジネスは継続しなければならない。
それぞれ毎月一度半年間行ってみたとしよう。


A案は、100万円×6ヶ月×50%-10万円×6ヶ月=240万円
B案は、100万円×6ヶ月×50%-30万円×3=210万円となり、正解はA案となる。
リスク回避を優先すると利益を失う恐れがある。