今年次男が大学を卒業して、新社会人となる。
元々バブルがはじけた後に生まれた世代なので、何事にも堅実である。
私の若い頃のような危なっかしさはない反面、社会人としての気負いみたいなものが感じない。


昨年末に亡くなった噺家の立川談志さんがドキュメンタリー番組の中で、「若者に未来はないが時間はある」と言っていた。
年寄りには、知識や経験はあるが時間がない。
若者に知識や経験があれば素晴らしい未来が待っているだろうし、年寄りに時間があればそれまでにやりたくてもできなかったことができる。
いずれにとっても本当に必要なものは手に入らないものなのだろう。


若者には時間はあるが、長生きした若者はいないらしい。
なぜなら、何時までも若者ではいられないからだ。