カナダのCATVは、12月にもカナダが京都議定書から脱退する見込みだと報じた。
カナダは日本と同様に京都議定書に基づいて2008年~12年の温室効果ガスの排出量の平均値を1990年のレベルから6%削減する約束をしている。
しかし、カナダの排出量は30%近く増えており、目標の達成は不可能な状況に来た為に脱退するつもりのようだ。


来年が京都議定書の目標達成の最終年となる。
日本は2008年以降温室効果ガスの排出量を対前年比で減らしてきているが、09年でやっと1990年の排出量に戻した程度である。
12年までの5年間の平均値でマイナス6%を達成するのは容易ではない。
東日本大震災で福島原発事故が発生し、原子力発電に逆風が吹いている現在、火力発電に頼らざるを得なくなっている。


反原発も良いが、温暖化対策も同時に考えていかないとカナダと同じように敵前逃亡する羽目になってしまう。