昨日タレントの坂上二郎さんが亡くなった。
欽ちゃんと組んだコント55号の人気は絶大だった。


コント55号のデビュー当時はドリフターズの全盛期だった。
昔は休みは日曜日だけだったので、土曜日の夜がテレビのゴールデンタイムであり、土曜日の夜8時はドリフターズが視聴率を一人占めしていた。


そこに殴りこみをかけたのが、コント55号だった。
ドリフターズと違ってコント55号の笑いは台本がなく、欽ちゃんの無茶ぶりに二郎さんが振り回され、その二郎さんのリアクションで笑いを取っていた。


欽ちゃんの笑いはいつもアドリブの面白さで笑いを取る。
それまでの作り上げたお笑いと違って新鮮だった。
今ゴールデンタイムはバラエティー番組ばかりだが、作家ではなく出演者が其々に持ち味を出して笑いを作る。
今のテレビのスタイルを作ったのはコント55号だと思う。
坂上二郎さんはその意味でももっと評価されてもいいと思う。