今日は娘の誕生日で今日で10歳になる。
娘が生まれる時は仕事中であったが、連絡を受けて病院に向かった。
病院に着くと看護婦さんから分娩に立ちあいますか?と尋ねられた。
そのつもりはなかったが、断る理由も見つからず『ハイ』と言ってしまった。


看護婦さんから渡された私には小さすぎる手術着を着て分娩室に入った。
家内の傍に就いていても特に出来ることもなく、家内の手を握って娘が生まれてくるのを待った。
私が分娩室に入って間もなくすると、娘が生まれた。


長男の時には病院の待合室からも追い出され、自宅で連絡を待っていた。
二男の時は待合室で、そして三人目が分娩に立ちあうことになり子供の出産を身近に感じられた。
女性にとって出産は大変な重労働であり、その瞬間だけでなくそれまでの妊娠中の苦労もある。
子供の誕生日は夫とは全く違った感情で迎えるのだろう。


昨日福岡の実家から娘の誕生日のお祝いと私の誕生日のお祝いが宅急便で届いた。
私の母親も私の誕生日には私を産んだ日の事を思い出すのだろう。
娘にも今日は母親への感謝の気持ちを持って貰いたい。