竹原信一前市長で全国的にの注目を集めた阿久根市で昨日市議会の解散の賛否を問う住民投票が行われ、議会解散が成立した。
昨年12月に竹原前市長が住民投票で失職し、改革が頓挫したと思われていたが、火種は残っていた。


阿久根市は鹿児島の中でも陸の孤島のような所だ。
鹿児島市内からは車で2時間もかかり、錦江湾の向こうの大隅半島に行くのと同じ位時間が掛る。
特にこれといった産業もない上、観光の目玉もない。


鹿児島県内でも話題に上り難い阿久根市が竹原市長が表れてから一躍全国区になった。
阿久根市民が200万円台の年収なのに市役所の職員は700万円台の給与という官民の格差に竹原市長は是正を訴えた。
そのやり方が強引過ぎて身を滅ぼしてしまったが、市民の気持ちを代弁していたのは確かなようだ。


このままでいい訳がない。
市の職員の給与を下げる事ばかりではなく、市民の所得を増やすことに頭を使わないと明るい未来はない。
選挙ばかり繰り返しても仕方がないのは日本の政治も同じだ。
解散、首相の退陣要求と選挙ばかりしたがる政治家にもっと国民の生活を考えて欲しい。