アフリカ大陸の最高峰キリマンジャロ山は標高5895mで、熱帯に位置しているが山頂は昔から雪と氷に覆われている。
キリマンジャロの名前の由来も現地の言葉で『白く輝く山』という意味らしい。


ヘミングウェイの小説『キリマンシャジャロの雪』はグレゴリー・ペック主演で映画化された。
しかし、山頂の氷の量が100年前の10分の1にまで減っている。
このままいけば、あと10年程でキリマンジャロの氷は完全に消えてしまう。


それは、キリマンジャロに限ったことではない。
アルプスやヒマラヤも同様である。
世界中のいたるところで氷河が無くなりつつある。


アフリカ大陸で雪や氷を見れるのもドラマチックなので、毎月1000人近い人がキリマンジャロ登山に挑戦している。
近い将来、『白く輝く山』の意味が理解できないアフリカの子供達が生まれてくると思うと、我々の罪は重いと思う。