昨日訪れた銀行での支店長との会話。
『私の家内のいとこの旦那さんが貴行に勤めています。』と私。
『へぇー、そうですか?何という方ですか?』と支店長。
『・・・・・』名前が出てこない私。


最近、ド忘れが多くなってきた。
名前を思いだしてから、その話をすればよいのだが、そんな考えもなく話題を出してしまう。
『あれっ、あれっ、ド忘れしちゃいました』と私。
話題を変えて、支店長に年を尋ねると私と同じ年だった。


支店長が私のド忘れをフォローする為に、自分の失敗談を話してくれた。
最近、飲みに行った時に、知り合いを見つけて『よおっ、久しぶり』と声をかけたら、相手が振り向いた。
その時に人違いと気付いたらしいが、相手も支店長を知り合いと勘違いして『よぉっ、久しぶり』と答えて、お酒を注いでくれたらしい。
そこで、相手も人違いに気付いて、それから二人で黙って気まずそうに飲んでいたそうだ。


人は年をとっても人の顔は忘れにくい。
しかし、名前は時々思い出さないと忘れてしまう。
支店長は私のド忘れをフォローしてくれたつもりだろうが、支店長の失敗はド忘れが原因ではないと思う。