世界中の下水道に流される抗うつ剤の影響でエビの生態に影響を与えているようだ。
代表的抗うつ剤製品のプロザックやサラフェムの主成分フルオキセチンの水溶液にエビを入れた実験では、通常は薄暗い物影を好むエビが明るい場所に泳いでいく確率が高くなり、鳥や魚などの捕食者に襲われやすくなるようだ。


エビも抗うつ剤の効果でポジティブになって警戒心が薄れるのだろう。
抗うつ剤の利用者は近年急増しており、アメリカでは2005年の抗うつ剤の利用者が2700万人で人口の約1割が利用しているようだ。


インフルエンザの治療薬のタミフルを服用した中学生がマンションから飛び降りで無くなる事故が続発したが、今回の実験のエビと同様に薬の副作用で防衛本能や警戒心といった身を守る為の能力が抑制され危険を冒してしまうのかもしれない。


ひょっとするとうつ病も自己防衛本能が少し過敏になっただけだと思えばそんなに深刻に思わなくても良いかもしれない。
元来我が身を守る為の能力なのだから。