米大リーグ・アトランタブレーブスの川上憲伸投手が26日のタイガース戦で7回を投げ1失点で今季初勝利を上げた。
15回目の先発で1勝9敗となった。


昨年中日ドラゴンズから移籍し、昨年は7勝12敗と日本球界を代表する投手としては不本意な成績で終わり、今年はより高い意気込みで臨んだはずだが、開幕から今まで勝ち星に恵まれず苦しみの末の初勝利となった。


ベテラン投手とは言え、開幕9連敗はキツかっただろう。
言葉の壁もある環境で孤立感を感じながら自分と戦っていたのだろう。
ピッチャーは野手の助けがないとどんなに良いピッチングをしても勝てない。
野手もやっと点を取ったかと思ったら打たれるピッチャーにはやる気を削がれる。
試合に勝つためにはピッチャーと野手との信頼関係が必要になる。


川上投手も開幕9連敗とはいえ、野手との信頼関係があったからローテンションから外されずに起用され続けたのだろう。
今年日本人大リーガーが続けて戦力外通告を受ける中、心配していた川上投手の初勝利を祝いたい。