人の考え方はその人の経験によって作られていく。
経験したことない世界の常識は理解できないので、人は自分が経験してきた世界の常識で物事を判断することになる。
一つの会社に長く勤めるのはかなりの忍耐が必要である。
しかし、そこでの常識に縛られ、成長が止まってしまうことも多い。
転職は人を成長させる。特に業種が変われば尚更である。
新しい環境に適用する為には勉強も必要だが、意識改革が必要である。
持論に拘っていては適用できない為、過去の常識を否定することが求められる。
しかし、自転車の乗り方同様、過去の経験を忘れるわけではない。


その会社の常識と同様にその業界の常識もある。
業界が変わると常識も一変する。


私のサラリーマン生活は飛び込み営業からスタートした。
企業相手の営業で、稟議書へ添付する為に他社の見積もりを取られるのは必然だった。
当時、値引きが許されない会社だった為、他社の大幅値引きに苦しめられた。
その中で生きてく為に競合に勝つノウハウを学んだ。
その後、全く異なる業種に転職したが、其々の仕事で学んだ経験が今の私の考え方を作っている。間違いなく環境に育ててもらっている。