08年のタスポ(たばこ自販機の成人識別システム)の導入により、09年は飲料自動販売機の設置台数、販売金額とも減少しているようだ。
自販機ではなくコンビニでタバコを買う人が増え、飲料自販機でのついで買いが減った。


しかし、それでも大手飲料メーカーの自販機の設置台数は増えているらしい。
大手メーカーは設置場所の手数料を払って自社で運営しているケースが多く、定価で売れる自販機は利益率が高い。
小売店への卸売りのように販促費や割戻金など経費もいらない。
又、自販機から顧客の嗜好などの情報が直接得られ、市場調査も兼ねられる。
大手メーカーの売上の4割は自販機の売上が占める。


昔、私が学生の頃アルバイトで自販機をリースで販売する会社に勤めた事がある。
営業のつもりで勤めたが、結局営業はさせてもらえず社長の運転手を数日して辞めた。
その後、社会人になって営業職となったが、あの時自販機の営業をさせてもらえたら学生の私にできたのかどうか気になってしょうがない。
挫折して営業職を目指さなくなっていたかもしれない、と考えると運命を感じる。