新車のコマーシャルではどのメーカーも「エコカー減税」と「エコカー補助金」を連呼し続けている。
エコカー減税やエコカー補助金により新車の販売は好調だが、中古車の販売は16ヶ月連続で前年水準を下回っているようだ。
確かに新車の方が燃費が良く、その意味ではエコと言える。
しかし、新車を作る為には沢山のエネルギーが必要である。


5月の中古車の販売は96年のピーク時と比較すると6割に落ち込んでいるそうだ。
エコカー減税や補助金は景気対策の目的が大きい。
新車の販売は後押しできたかもしれないが、中古車を販売している側から見れば迷惑な政策だろう。


世の中には色々な立場の人達がいる。
誰かにとって良い政策は、誰かにとっては迷惑なことも多々ある。
税金を投入して景気対策をするよりは、規制を緩和することで市場を活性化させる政策が良いと思う。
エコロジーをお題目にして補助金を出すことで、公益法人と国の借金を増やすようなことは辞めてほしい。