人間関係を科学するゲーム理論という学問分野があるが、その中に「囚人のジレンマ」というゲームがある。
二人の共犯者の取り調べを行う際に、取り調べは別室で行われる。
二人とも自白しなければ、証拠不十分で二人とも起訴猶予となる。
どちらか一方が自白して、もう片方が主犯で自分は強要されたと主張すれば、自白した方は情状酌量され、黙秘を続けた方は刑に処せられる。
二人とも自白すれば、二人とも刑に処せられる。
相手を信じて黙秘を続けることが犯罪者の最良の選択である。


しかし、二人の共犯者が相手を信じて黙秘を続ければ良いが、相手の裏切りが心配で二人とも自白してしまう。
自分自身を信用でないから相手も信用できなくなる。
自分に迷いがなければ、相手が裏切るとは思わない。


仲間を信用できなくなる時は、自分自身に原因がある。
今までと同じ様な仲間の発言にも違う解釈をしてしまう。
仲間が信用できなくなった時は、相手の粗をさがすよりも自分自身が反省することだ。