マイホームを建てる時には建築会社に出向いて設備仕様の打ち合わせを行う。
その打ち合わせの事を「配色打ち合わせ」と呼んだりする。
そこではキッチンや洗面台やトイレと言った住宅設備の仕様を確認したり、オプションを追加したりする。
オプションの費用は数万円~数十万円の物が普通だが、次々に決まって行く。
普段はそんな買い物の仕方はしないはずである。
百数十円の野菜を買うのに何分も悩む人がその時は別人になる。
その際、値切ってくる人もあまりいない。


一千万円以上の家を買う決断をしたことが基準となり数万円のお金は小銭に見えてしまう。
人は比較対象して物を判断するようだ。


もし奥さんが高価な洋服を旦那におねだりする時には、まずデパートの宝石売り場に旦那を連れて行って数十万円の指輪を欲しがるふりをしてビビらせる。
そしてやっぱり諦めようといって本命の洋服売り場へ向かう。
旦那は数十万円の指輪を買わされる心配をしたばかりなので、洋服くらいならいいかと買うのを許してくれるはずである。
でも、何度もやっていると旦那も気付くだろうからここぞという時にとっておこう。